ユベントスが獲得に関心を示し、アタランタのガスペリーニ監督が公式戦での起用を見合わせているスピナッツォーラ選手がインスタグラムに現在の正直な心境を投稿していましたので内容を紹介いたします。
申し訳ない。怒らせてしまっていたら、申し訳なく思います。なぜなら、自分が何者でどういった価値を持つかを知っているからです。
24歳でユベントスに復帰できれば、夢が達成されるのです。夢を見続け、戦い、何年にも渡るローン移籍と自己犠牲の果てに訪れたのです。
ベルガモ、アタランタ、ティフォージ、(オーナーの)ペルカッシ家、ガスペリーニ監督、すべての選手・スタッフが私にとって不可欠でした。ですから、夢が私の前に現れたのです。彼らに感謝しています。
ベルガモは私を歓迎し、成熟・成長させ、サポートし、手助けしてくれました。私はアタランタに感謝していますし、ネッラズーリの選手として残る・残らないにかからず感謝し続けるでしょう。
私はプロフェッショナルであり、昨シーズン私達が偉大なことを成し遂げたシャツを着ることを幸せに思っていますし、何が起きようとも続けるつもりです。
ですが、夢見ることを止めるよう私に求めないでください。なぜなら、人生には1度しかやって来ない列車がありますし、私は何としてでもそれに乗りたいのです。
アタランタはいつも心の中にあります。
スピナッツォーラ選手はユベントスのプリマベーラで2年間在籍し、その後は “ジャーニーマン” としてチームを転々としていました。
その状況下でユベントスが「1年前倒しの復帰」を熱望したのです。イタリアで抜きん出た資金力を持つクラブが獲得を実際に期待することは滅多にないケースです。「人生一度きりのチャンス」と選手が捉えることも自然なことと言えるでしょう。
来季になれば、ユベントスがスピナッツォーラ選手とは別の左 SB の獲得に本腰を入れているケースも考えられますし、次のチャンスが訪れるかが分からないからです。
ただ、アタランタ側がスピナッツォーラ選手を1年前倒しでユベントスに返却することに極めて消極的であり、今季もアタランタに残ることになると思われます。
なお、スピナッツォーラ選手はロシアW杯欧州予選でのスペイン戦・イスラエル戦に向けたイタリア代表に選出されています。選出されたことに記者から質問が出ていましたが、ベントゥーラ監督は「戦力として計算しているから」と述べています。
イタリア代表での地位を確立させていれば、ユベントスが来夏での獲得を躊躇することはないでしょう。代表で存在感を発揮するために、アタランタで今季も奮闘できるかという点に注目したいと思います。