8月に入り、2017年の移籍市場も残すは1ヶ月となりました。どのチームも新シーズンに向けた登録選手の絞り込みを本格化させる時期に入っており、ユベントスも例外ではありません。
2017年8月1日時点でのトップチーム登録が予想されるユベントスの選手を確認することにしましょう。
GK(3選手) | ||
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ブッフォン | シュチェスニー | ピンソーリョ |
DF(8選手) | ||
デ・シリオ | キエッリーニ | ベナティア |
A・サンドロ | バルザーリ | アサモア |
ルガーニ | リヒトシュタイナー | |
MF(8選手) | ||
ピアニッチ | ケディラ | マルキージオ |
レミナ | ストゥラーロ | リンコン |
マンドラゴラ | ベタンクール | |
FW(7選手) | ||
クアドラード | イグアイン | D・コスタ |
マンジュキッチ | ピアツァ | ディバラ |
ベルナルデスキ | ||
クラブ育成選手(残り2枠) 協会育成選手(残り0枠) |
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? | ? |
ちなみに、新チームが始動した7月10日以降に発生した入れ替わりは以下のとおりです。
- IN
- ドウグラス・コスタ(← バイエルン)
- シュチェスニー(← アーセナル)
- デ・シリオ(← ミラン)
- ベルナルデスキ(← フィオレンティーナ)
- OUT
- ボヌッチ(→ ミラン)
1:飽和気味になった MF と FW の整理が優先課題
アメリカツアーを終え、おおよそのメンバーは固まったと言えるでしょう。ただ、クラブ育成枠を加えた現状で28選手とオーバーしていることは明らかです。
20歳であるマンドラゴラとベタンクールの両選手はセリエAの年齢制限を回避できますが、UEFA チャンピオンズリーグでは誤魔化しができません。そのため、2〜3 選手は放出する必要があると言えます。
2:今後ユベントスを離れる可能性がある選手
では、実際にユベントスを離れる可能性のある選手をリストアップすることにしましょう。ダブルボランチが基本システムであることを考慮すると、MF がメインになると思われます。
- マリオ・レミナ
- トマス・リンコン
- ロランド・マンドラゴラ
- ファン・クアドラード
- ステファノ・ストゥラーロ
アメリカツアーでボランチとして主にプレーしたのはピアニッチ、ケディラ、マルキージオ、ベタンクールの4選手。ベタンクール選手はレギュラーであるピアニッチ選手とケディラ選手とのプレー時間を積み重ねており、「実力を見極める」以上にプレー時間を与えれていたと言えるでしょう。
一方でレミナ選手とリンコン選手の序列が下がっており、放出候補と見られています。マンドラゴラ選手は CB 5番手としての適正テストが行われた状況であり、去就は不透明だと思われます。
ユベントスにとって “悩みの種” となるのはネイマール選手が PSG に移籍し、その影響でディバラ選手がバルセロナに引き抜かれることでしょう。ネイマール選手が移籍した時点でバルサは多額の資金を手にしていますし、ディバラ選手の憧れであるメッシ選手が直接勧誘すれば移籍に傾くことは十分に想定できることだからです。
また、アレックス・サンドロ選手を引き止められるかも重要な項目です。駆け込み補強のタイミングで痛い目を見ないような動きをユベントスのフロント陣ができるのかに注目です。