ユベントスにとってプレシーズンマッチの初戦となったインターナショナル・チャンピオンズ・カップのバルセロナ戦はネイマール選手の2ゴールでバルセロナに軍配が上がりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
前半 | 後半 | |
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GK | 1: ブッフォン | 23: シュチェスニー |
DF | 26: リヒトシュタイナー 4: ベナティア 15: バルザーリ 22: アサモア |
2: デ・シリオ 4: ベナティア (→ 24' st. 29: マンドラゴラ) 3: キエッリーニ 22: アサモア (→ 15' st. 12: A・サンドロ) |
MF | 8: マルキージオ 6: ケディラ 27: ストゥラーロ 18: レミナ 30: ベタンクール |
5: ピアニッチ 28: リンコン 27: ストゥラーロ (→ 15' st. 7: クアドラード) 18: レミナ (→ 15' st. 21: ディバラ) 30: ベタンクール (→ 15' st. 11: D・コスタ) |
FW | 17: マンジュキッチ | 17: マンジュキッチ (→ 15' st. 9: イグアイン) |
アッレグリ監督はコンディション調整が進んでいるイレブンを選択。2列目には右からストゥラーロ、レミナ、ベタンクールの3選手が起用される 4-2-3-1 で試合を迎えました。
試合はバルセロナが良い立ち上がりを見せ、対するユベントスはカウンターで応戦。14分にストゥラーロが右サイドから入れたクロスをマンジュキッチが頭で合わせたが、シュートはわずかに枠を外れる。
すると、直後に15分にアルカセルとのワンツーでエリア内に侵入したネイマールがリヒトシュタイナーをうまくブロックしながらゴール右隅へと決め、バルセロナが先制する。
26にはネイマールが再び左サイドからカットインし、シュートフェイントを交えながら、DF と MF のライン間を横断。最後は落ち着いてシュートを決め、バルセロナがリードを2点に広げて前半を折り返す。
後半開始と同時にユベントスは5人を交代。シュチェスニーとデ・シリオがユベントスデビューを果たす。
バルセロナはメッシとネイマールが下がり、スアレスとアルダ・トゥランを軸に攻撃を組み立てる。サイドを活用する形でゴール前に迫るものの、ユベントスはシュチェスニーが落ち着いたセーブを見せ、バルサに得点を許さない。
ユベントスは60分から南米代表組の5選手を投入。すると、62分にドウグラス・コスタのパスを受けたディバラがゴール正面左から強烈なシュートを放ったが、これはシレッセンが CK に逃れる。
このプレーで得た CK からキエッリーニがヘディングで決め、ユベントスが1点差に詰め寄る。しかし、この後は両チームともコンディションが調整段階でプレーに正確性を欠き、スコアを動かすことはできず。試合は 1-2 でバルセロナが勝利した。
チームとして連動性を高める必要があることは事実ですが、プレシーズン中の調整段階であり、深刻に捉える必要は現時点ではないでしょう。
この試合で特筆すべき点は「マンドラゴラ選手が最終ラインで起用されたこと」でしょう。ペスカーラに期限付き移籍した際に CB で起用された経験がありますし、イタリア U-21 でも CB としてプレーした経験があるからです。
アメリカツアーの招集メンバーで DF (CB)が3選手で人員不足だったという事情はありますが、「5人目の CB としてのテスト」という意味合いも少なからず存在したと考えられます。
現地26日に行われるパリ・サンジェルマン戦ではどのようなテストが行われるのかに注目です。