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シックの移籍交渉が破談、ユベントスとサンプドリアの双方が発表

 ユベントスは公式サイト上で「パトリック・シック選手の移籍交渉が完了されないこと」をサンプドリアと合意に達したと発表いたしました。

画像:Juventus x Sampdoria
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 シック選手ですが、U-21 欧州選手権が行われていた最中にJメディカルを電撃訪問。ユベントス加入は時間の問題と見られていました。

 ところが、メディカル検査で “イレギュラー” な事態が発覚し、ローマで再検査が行われ、その結果に注目が集まることになっていたのです。

 双方のチームから発表された内容は「移籍は完了しない」とのいうものでした。これは事前に合意済みだった条件(おそらく移籍金3000万ユーロでの移籍)が破棄されたことになったのだと思われます。

 

 可能性としては再交渉という選択肢も存在するのですが、サンプドリアのフェレーロ会長が「シックは健康。ユーヴェ以外にも4クラブからオファーがあり、それらのクラブに売却できる」との姿勢を崩さなかったため、交渉が決裂したのでしょう。

 ちなみに、シック選手の去就としては以下のものが考えられます。

  • シック選手に興味を示すユーヴェ以外のクラブに移籍
  • サンプドリアに残留
  • ユベントスと再交渉の末、ユーヴェに移籍

 ユベントスが健康面で懸念点が明らかになったシック選手を完全移籍で獲得することに難色を示すことは当然です。その部分で妥協点を見出せなかったのですから、交渉決裂は止むを得ないと言えるでしょう。

 

 「買取オプションまたは出場試合数に応じた買取義務が付随した形での期限付き移籍」をサンプドリアが容認しないかぎり、シック選手のユベントス行きは限りなくゼロに近いと思われます。シック選手の去就がどのような形で結末を迎えるのかに注目です。