ユベントスは公式サイト上でボヌッチ選手がミランに移籍することを発表いたしました。なお、移籍金は4200万ユーロとのことです。

ミランとの合意事項
トリノ、2017年7月14日 ー ユベントス・フットボールクラブは AC ミランと選手レオナルド・ボヌッチの登録権を3年分割4200万ユーロで譲渡することに合意したことを発表いたします。
なお、この取引によってプラス3950万ユーロの経済効果がもたらされることとなりました。
2010年から続いてきたユベントスとボヌッチ選手の関係は今夏で終わりを迎えました。スクデット6連覇に大きく貢献した功労者でしたが、ミランへの移籍を決断したということはそれだけ移籍したい理由があったということなのでしょう。
「アッレグリ監督との確執」が理由としてメディアでは取り上げられていますが、もう1つの理由は「主将になれないこと」だと思われます。
ボヌッチ選手は UEFA のインタビューでキャプテンになることを希望・公言していましたが、ユベントスでの序列は現状で4番手です。在籍年数が大きな要素であり、ブッフォン、キエッリーニ、マルキージオの後塵を拝することになっていたからです。
特に、生え抜きのマルキージオ選手をクラブが手放すとは到底考えにくいですし、序列をひっくり返すだけの決定打をボヌッチ選手が持っている訳ではりません。そのため、ゲームキャプテンで終わる可能性が高かったと言えるでしょう。
おそらく、ミランでは腕章を託されるなどの厚遇が用意されているはずです。“イタリア最高の DF” と称される選手がミランでそのレベルを維持できるのか。ボヌッチ選手の新しい冒険に幸運が訪れることを祈りたいと思います。