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シック、ローマの病院で追加のメディカル検査を受ける

 U-21 欧州選手権の期間中にJメディカルを電撃訪問したものの、移籍についての進展がなかったパトリック・シック選手がローマの病院でメディカル検査を受けていると『スカイ・イタリア』などが報じています。

画像:Jメディカルで検査を受けたシック(2017年6月)
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 シック選手が訪れたのはローマにあるジェメッリ病院で、サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長、ユベントスのクラブドクターを務めるクラウディオ・リゴ医師、選手の代理人であるパベル・パスカ氏の姿も確認されています。

 クラブ間の移籍におけるメディカルチェックに所属クラブの会長や選手代理人が同席するケースはほとんどないため、Jメディカルで行われた検査で何らかの “イレギュラー” が発生していたものと思われます。

 そのため、バカンスの期間を設け、別の施設で(セカンドオピニオンを踏まえた)再検査を行う形になったのでしょう。再検査でも「 “イレギュラー” あり」との結果が出る場合が可能性として存在するため、フェレーロ会長や代理人も臨席していたと考えられるからです。

 

 ユベントス側がナーバスな反応を見せているのはリヒトシュタイナー選手が心臓の不整脈で戦線を離脱したことがあるからでしょう。

 その時は術後も良好でシーズン中に早期復帰を果たしましたが、誤った対応をすると取り返しのつかないことになってしまいます。そのため、“イレギュラー” 的なサインが出ている以上は入念に再検査などを行うことは必須事項です。

 再検査の結果が出るのを待ち、移籍交渉の詰めを行うのはそれから着手すべきでしょう。まずは再検査で示される結果を持ちたいと思います。