『メディアセット』によりますと、大型補強を続けるミランが「ロマニョーリ+デ・シリオ+移籍金」をユベントスに提示し、ボヌッチ選手の引き抜きを狙っているとのことです。なお、選手には年俸700万ユーロを示し、個人合意を得ていると記事では言及されています。
疑問点が多く含まれた記事と言えるでしょう。
- ミランの資金力
- 年俸と移籍金を出す余力があるのか?
- FFP を回避できるのか?
- 選手の意向
- CL 制覇より、ミランのプロジェクト?
- インテルユース出身者がミラン入り?
- プレミア勢の方が高給を出すのでは?
「ミランの資金力」と「選手の意向」に複数の疑問があることが腑に落ちない点です。もちろん、選手自身がミラン加入を熱望していれば、あり得ない話ではないでしょう。
ただ、「チャンピオンズリーグ制覇という一握りの選手にだけ許された夢」と「(ユベントス以上の)高給」を諦めることを意味していますので、それだけの魅力をミランからボヌッチ選手が感じているかがポイントだと言えそうです。
ちなみに、ボヌッチ選手の代理人を務めるアレッサンドロ・ルッチ氏ですが、クアドラード選手やベルトラッチ選手の代理人でもあり、ミラン・オフィスに出入りしている姿が報じられています。おそらく、ボヌッチ選手の噂についても代理人が出所である可能性が高いと思われます。
なお、ボヌッチ選手ですが、現地13日からチームのプレシーズントレーニングに合流しています。
Eccola la BBC! 💪💪⚪⚫ pic.twitter.com/T3VGi2zxpn
— JuventusFC (@juventusfc) 2017年7月13日
カーディフでのチャンピオンズリーグ決勝中にいざこざがあったなどとゴシップ記事が出回り、うんざりしている状況でしたので、今回のそうした要素が強いものと思われます。
「選手が移籍を強く希望し、移籍先となるクラブがユベントスを納得させるだけの移籍金を提示することができなければ、ボヌッチ選手の移籍が実現することはない」と言えるでしょう。具体的な動きがあるのかに注目です。