ダニ・アウベス選手がブラジル『エスポルチ・インテラティーボ』の番組内インタビューで発言した内容が波紋を呼び起こしています。ただ、発言した内容が文書として校閲された形になっているため、注意が必要と言えるでしょう。
「ディバラ」とトークテーマを与えられ、ダニ・アウベス選手は「La Joya(宝石:ディバラ選手の愛称)」を即答しています。ですが、ダイヤモンドと編集され、その後の発言は文章として綺麗に整理されています。
É um diamante que vai dar frutos. Já falei para o Dybala que um dia, não sei quando, ele deve sair da Juventus. Isso vai melhorar ainda mais o que ele é.
“報じられた発言内容” を和訳すると、次のようになります。
- ダイヤモンドで将来は大きな成功を手にするだろう
- 良く話をしているしディバラはいつの日か、それがいつになるか分からないけど、ユベントスを離れるべき
- それが彼の成長を後押しするだろう
後は「見出しの問題」です。「ディバラはユベントスを離れるべき」と書けば、インパクトがありますのでアクセス数を稼ぐことができるでしょう。
しかし、そうした話を耳にした上でディバラ選手は2022年まで契約を延長しているのです。それほど騒ぐネタではないと思われます。
“世界最高のクラブの1つ” であるユベントスですが、売上高という点ではレアル・マドリードやバルセロナとは2倍弱の開きがあります。
現状ではチャンピオンズリーグ優勝の本命と目されるクラブとの差はあるだけに、「ユベントスで成長の余地が残されていないなら、(レアルやバルサなどの限られた)クラブに移籍するべき」という考えはごく自然なものと言えるはずです。
クラブ批判や選手批判ではありませんので、騒ぐ必要はないでしょう。