ウィンガー型選手の獲得が夏の移籍市場での本命と見られているユベントスですが、『コリエレ・デッロ・スポルト』はセビージャのスティーヴン・エンゾンジ選手が “秘密の獲得候補” と大々的に報じ続けています。[]
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チャンピオンズリーグでの対戦があったエンゾンジ選手は1988年12月生まれの28歳。コンゴにルーツを持つフランス人選手です。
中盤で高いクオリティーを発揮することは証明済みですが、ボランチを本職とする選手です。そのため、「4000万ユーロ近くの移籍金を用意して獲得に乗り出す必要性があるのか」が最大の疑問点と言えるでしょう。
冬の移籍市場での獲得が噂に出ていましたが、実際には契約を2020年まで延長しています。ユベントス加入を熱望しているのであれば、そのような動きはしなかったと思われます。
もし、本当にユベントスがエンゾンジ選手の獲得に乗り出しているのであれば、ケディラ選手が退団を決意していた時などに限定されます。タイプが重なるケディラ選手がチームを離れる状況なら、移籍金を用意して獲得する理由は十分にあります。
ただ、4-2-3-1 が基本システムとなり、3-5-2 （または 4-3-3）がオプションになると考えられる現状では補強の優先順位が間違っていると言わざるを得ない状況です。
それだけの金額を用意するのであれば、トリッソ選手（リヨン・22歳）の獲得に本腰を入れていると考えられます。エンゾンジ選手獲得の報道は “飛ばし記事” である可能性が現状では高いと言えるでしょう。
