ユベントスは公式サイト上で今季までプリマベーラを率いていたファビオ・グロッソ監督が 2017/18 シーズンはセリエBに位置するバーリの新監督に就任すると発表いたしました。
グロッソ監督は1977年11月生まれの39歳。2012年末に現役を引退し、2013/14 シーズンからはプリマベーラのアシスタントコーチに就任。シーズン途中にプリマベーラの監督に昇格したキャリアを有しています。
グロッソ監督がフルシーズンを指揮した過去3シーズンのプリマベーラの成績は次のとおりです。
- 2014/15
- カンピオナート:グループ4位、プレーオフ敗退
- コッパ:ベスト8
- UEFA ユースリーグ:グループ3位(勝点5)
- 2015/16
- カンピオナート:グループ1位、準優勝
- コッパ:準優勝
- ヴィアレッジョ杯:優勝
- UEFA ユースリーグ:グループ3位(勝点6)
- 2016/17
- カンピオナート:グループ1位、ベスト4
- コッパ:ベスト16
- ヴィアレッジョ杯:ベスト16
- UEFA ユースリーグ:グループ突破、プレーオフ敗退
タイトルは 2015/16 シーズンのヴィアレッジョ・カップのみですが、育成世代で全く歯が立たなかったヨーロッパの舞台でグループステージを突破し、決勝ラウンド進出を勝ち取るまでにチームの底上げを図った功績は大きいと言えるはずです。
グロッソ監督が就任するバーリですが、今季セリエBを12位で終えました。プレーオフ圏内でシーズン後半戦を迎えていましたので、息切れを起こさないことがセリエA昇格の鍵になると思われます。
なお、グロッソ監督とともにプリマベーラに所属するロジェリオ選手とマテウス・ペレイラ選手もバーリに期限付き移籍するのではないかと報じられており、動向に注目する必要があると言えるでしょう。
ちなみに、バーリには今季後半戦にマツェク選手がレンタル移籍で加わり、16試合(先発は10試合)に起用され、892分の出場機会を積み重ねています。ユベントスとのコネクションはある状況ですので、プリマベーラ出身選手の修業先候補になることが予想されます。
グロッソ監督が満を持す形で挑戦するトップチームでどのような成績を残すのか。良い将来が待ち受けていることを願いたいと思います。