『レキップ』がパリ・サンジェルマンに所属するヴェッラッティ選手が移籍の希望をチームに伝えたと報じています。過去にもありましたが、その際は昇給+契約延長でチームに留まっているだけに今後の展開に注目する必要があると言えるでしょう。
ヴェッラッティ選手は 2012/13 シーズンから PSG でプレーし、中盤で存在感を発揮し続けています。
資金力に優れたチームであることに疑いの余地はなく、積極的な補強を継続していることは事実です。しかし、肝心のヨーロッパでは結果が出ていないことが問題になりつつあります。
ユベントスは「過去3年で2度、チャンピオンズリーグ決勝に進出していること」と「ヴェッラッティ選手の “心のクラブ” であること」の2点が獲得交渉のカードになるでしょう。ただ、強力な獲得ライバルがいるため、選手自身が移籍を決意したとしても獲得できる保証はありません。
獲得が根強く噂されるのはバルセロナでしょう。中盤のクオリティーを取り戻すため、夏の目玉補強としてヴェッラッティ選手を獲得することは十分に考えられるからです。
1億ユーロと言われる移籍金であっても、バルセロナは用立てることはできる資金力はあります。また、チャンピオンズリーグを獲得できる力を持った本命チームの1つであり、この点は選手を惹きつける大きな要素になります。
バルセロナやユベントスが獲得に乗り出し、争奪戦が展開されることになるのか。それとも、争奪戦を引き合いに良い条件で契約延長という形で落ち着くのか。
ヴェッラッティ選手は2021年までの契約をパリ・サンジェルマンと締結していますので、どのような結末を迎えることになったとしてもビッグクラブの移籍戦略に大きな影響を与えることになると思われます。