プリマベーラのファイナル・エイト準決勝フィオレンティーナ戦の PK で “クッキアイオ” を敢行して失敗に終わったケーン選手が自身のインスタグラムでチームメイトに謝罪の言葉を掲載しています。
誰も他人の悲しみは知らないし、誰も他人のハードワークを知らない。誰も他人の自己犠牲を知らないし、誰も他人の痛みを知らない。でも、誰もがミスのことは知っている。
私のチームメイト全員に改善できる私のミスによって起きた失敗に対して謝罪します。多くのことを学んだ偉大な1年でしたし、頭を上げて常に成長していきます!
ケーン選手の “クッキアイオ” は若さが出た結果と言えるでしょう。PK で使えるキックであることに間違いありませんが、「切り札」は基本的に隠しておくべきものです。
10本中1本蹴るかどうかぐらいの頻度にしておかなければ、手痛いしっぺ返しをくらう結果になってしまう可能性があるからです。
キック前のルーティーンから左上もしくは右上に強烈なシュートを突き刺すイメージを相手 GK に植えつけておけば、 “クッキアイオ” は威力を発揮します。単純に使うのが早すぎたと言えるでしょう。
#JuveFiorentina, #Kean sbaglia il cucchiaio! #Primavera 😖 @tvdellosport https://t.co/03ET2Ugavt pic.twitter.com/uBbghjnMvh
— Goal Italia (@GoalItalia) 2017年6月7日
フィオレンティーナとの準決勝の PK 戦で最も良いキックをしたのはゼチリ選手です。1番手のして登場し、正確なシュートを右上に決めました。トップチームに定着するための成長が期待されるプリマベーラの選手であれば、正攻法の方法で結果を残すことが何よりの自信になることでしょう。
ケーン選手は PK での失敗を活かし、奇策に出る必要のないほど圧倒的な成長曲線を描いて欲しいと思います。