『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』によりますと、ユベントスが今夏の移籍市場でラツィオのケイタ選手とバルエルンのドウグラス・コスタ選手の獲得に興味を抱いているとのことです。
シーズンが終了する5月下旬となれば、各国のマスコミが夏の移籍市場に向けた記事を盛んに報じるのですが、今年はそれほど本格化していません。
買い手として登場することが多いレアルとバルサのタイトル争いはリーガ最終節までもつれ込み、ユベントスはチャンピオンズリーグ決勝を控えているため、夢から覚めたチームだけが関係する移籍報道となっていることが現状です。
そのため、イギリスのタブロイド紙が書く “飛ばし記事” が目立つ傾向にあると言えるでしょう。
さて、ユベントスの移籍市場での動きですが、ラツィオのケイタ選手とバルエルンのドウグラス・コスタ選手をターゲットにしていると報じられています。
シーズン前半戦は 3-5-2 や 4-3-1-2 が使われる機会が多く、ウィンガーで力を発揮する選手の重要度は高くありませんでした。しかし、“チンクエ・ステッレ” と呼ばれる 4-2-3-1 がチームに定着すると、ウィングの仕事をできる選手が不足していることが浮き彫りとなりました。
来季も 4-2-3-1 や 3-4-1-2 がオプションとなる可能性が高いため、ウィンガーやサイドで力を発揮する攻撃的 MF の補強は不可避の状況にあると思われます。
ケイタ選手は2016年夏に移籍を希望し、2016/17 シーズン序盤を欠場しました。契約延長に至っておらず、今夏に移籍する可能性は大きいと見られています。ラツィオは移籍金として3000万ユーロ+ボーナスを求めていると言われており、どのチームが交渉をまとめるかに注目です。
もう1選手はバイエルンに所属するドウグラス・コスタ選手です。左右両方のウィングポジションでプレーが可能で、高いドリブル突破力を持っています。出場機会に不満を抱いていることから、獲得できる可能性はあると言えるでしょう。
ただ、両選手を獲得する必要はありません。クアドラード選手がいますし、怪我で離脱しているピアツァ選手も来シーズン中盤以降には復帰すると予想されるからです。
「3000万ユーロ前後で一線級のウィンガー兼 MF を補強すること」が求められていると言えるでしょう。目玉補強となる可能性が最も高いポジションにどの選手を獲得するのか。マロッタ GM の判断に注目です。