マンチェスター・ユナイテッドがエヴラ選手を復帰させようとしていると『トゥット・スポルト』が報じています。この報道が噂の出処がはっきりしている点が特筆すべきことと言えるでしょう。
発端(の1つ)はリアム・カンニング氏のツイートです。
Manchester United should want to take Evra back in a heartbeat. Might be 35, but what a player to have in the dressing room to mentor.
— Liam Canning (@LiamPaulCanning) 2017年1月4日
ユナイテッドが “ドレッシングルームのメンター” として、エヴラ選手に白羽の矢を立てているとのこと。これは可能性として十分に考えられることと言えるでしょう。
ドレッシングルームで一目置かれていることはユベントスでも同じですし、若手選手の手本としてユナイテッドが戻ってきて欲しいと考えることは自然なことです。
また、左SBの主力として計算していたルーク・ショー選手がそけい部を痛めて戦列離脱中で、モウリーニョ監督からの信頼を失っている現状では “メンター” だけでなく、選手としても一線級の働きが期待できるエヴラ選手を呼び戻しに本腰を入れる可能性は否定できません。
「昨シーズンと比較して出場機会が減少しているため、移籍を検討している」と報じられた際は代理人が(冬の移籍はないと)否定していましたが、ユナイテッドからの関心は別枠と捉えておくべきでしょう。
チーム名 | 大会名 | 試 | 得点 | 時間 |
---|---|---|---|---|
2015/16 | セリエA | 14 (13) | 1 | 1105' |
UEFA CL | 4 (3) | 0 | 283' | |
SuperCoppa | 1 (1) | 0 | 90' | |
2016/17 | セリエA | 6 (3) | 0 | 249' |
UEFA CL | 6 (6) | 0 | 500' | |
SuperCoppa | 1 (1) | 0 | 87' |
今シーズンはアレックス・サンドロ選手が左サイドのレギュラーになったため、セリエAでは優先して起用されています。ただ、エヴラ選手は CL でスタメンとして起用されており、依然としてプライオリティーの高い選手であることに間違いありません。
おそらく、ユナイテッドに復帰しても、若手選手が先にチャンスが与えられる状況に変わりはないと思われます。それを理解した上で復帰を希望するのであれば、ユベントスが引き止めることは難しいと言えるでしょう。
ちなみに、エヴラ選手は自身のインスタグラム上に「教えないよ〜」という趣旨のコメントを投稿しています。
ユナイテッド時代にプレーしたファーディナンド氏は「戻ってくるのかい?ブラザー」と歓迎の投稿をしており、エヴラ選手がどういった決断をするのかが注目と言えるでしょう。
エヴラ選手の移籍が現実味を帯び始めたということは左サイドを任せることができる選手を獲得が急務になることを意味します。ユベントスの強化部門が忙しくなることだけは確実と言えそうです。