『トゥット・スポルト』によりますと、第18節を終えた時点での1試合あたりのセリエA観客動員数は前年比 -1.7% と減少している状況が明らかになったとのことです。
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動員数 | 前年比 | |
---|---|---|
セリエA全体 | 21,833 | -1.7% |
ミラン | 43,595 | +12.3% |
ユベントス | ー | +3.8% |
ローマ | ー | -17.8% |
観客動員数が増加したクラブは限定的で、最大の伸びを示したのはミランだったとのこと。
ミランの主催試合で最大の観客動員数を記録したのは第9節ユベントス戦の75829人。7万人超のホームスタジアムを保有していることを考えると、平均43000人の動員では少し寂しい印象があります。
一方のユベントスは前年比 +3.8% で留まっていますが、リーグ戦は常にチケット完売で “伸びシロ” がない状況であることに留意する必要があるでしょう。
ちなみに、ローマの平均動員観客数が大きく減少している理由はサポーターが観戦ボイコットを呼びかけているためで、特殊な事情があります。
ユベントスとしては、観客動員数が頭打ちになることは決定的です。そのため、観客がスタジアムで多くのお金を落としてもらえるよう量から質への客層を変化させることが求められるようになるでしょう。
VIPルームを拡充させたり、ファミリーで訪れやすくするために改良することが不可欠になります。
ピッチ上で選手たちが結果を出し続けることと、ファンが気軽に訪れることができるスタジアム環境を維持することが観客を呼び込む大きな要因であるはずです。集客のために地道な努力を続ける必要があると言えるでしょう。