今夏ユベントスに加入したイグアイン選手がトレゼゲ氏と対談を行った様子が『プレミアム・スポーツ』で放映されましたので、コメントの概要を紹介いたします。
ゴンサロ・イグアイン選手:
「家族はいつもフットボールをしていましたし、父や兄がプレーしていました。子供の頃の夢は私もそうすることで、まだまだ成長したいと望んでいます。
ゴールを決めた時の喜びは計り知れないものがあります。怒りを呼ぶような叫び声をあげると驚くでしょうが、ゴールを決めた時は同じように絶叫しています。
私にとってフットボールで最も美しいことは得点を決めるか、良い試合をすることです。ゴールを防ぐことや偉大なセーブをすることも同じです。小さな子供のように私はいつも得点したいと思っています。満員のスタジアムで名前が叫ばれることは壮大なものです。
子供の頃、セリエAをよく見ていましたので、そこでプレーする偉大なストライカーから感銘を受けました。トレゼゲ、バティストゥータ、クレスポ、モンテッラです。最も影響を与えたFWはロナウドです。
最高のFW?スアレスはリバプール時代から多くの点で向上し、非常に高いレベルにあります。レバンドフスキやアグエロもそうです。ですが、私は多くの得点を決める選手より、自分を笑顔にさせてくれる選手の方が好きです。
メッシとディバラは似ています。ただ、メッシの方が上回っており、日々証明されています。ですが、パウロは23歳。すべては彼次第なのです。
トッププレイヤーになる素質はすべて兼ね備えています。ですが、それを活かせるかは彼次第です。メンタルの強靭さを持ち合わせていなければなりません。
高いレベルに早く到達しすぎてしまうと、そこに何年も留まることは簡単なことではありません。多くの浮き沈みもあるでしょう。バランスを取り続ける必要がありますし、批判や称賛に耳を傾けてはならないのです。
早い段階から資質を持っていることはアドバンテージです。素早く成長することを学びますし、偉大なレベルの選手と早くからプレーすることができるからです。
得点を決めれば私は喜びますが、不可欠なことではありません。チームが勝利することが優先だからです。
私達が持っているフィーリングではチャンピオンズリーグを勝ち取ることもできると思います。ですが、私がここに来たのはスクデット6連覇を達成するためです。なぜなら、王者は常に人々の記憶に残っているからです。
最初の5連覇は重要な記録として残るでしょう。ですが、6連覇はそれをも上回る偉大な記録なのです。
フットボールには辛抱強さが失われています。正常化させる必要があります。クオリティーのある3選手を獲得すれば、すべての試合で 8-0 で勝つことが要求されている状況です。
私とピアニッチ、ベナティアがチームに加わりました。私達は新しい環境やチームメイトたちに適応している段階であり、ロボットではないのです。
確かに、私達は改善しなければなりません。しかし、勝ち続けているのです。向上する必要はありますが、微修正といった部分でのことなのです。
対戦してタフだったDF?父を別にすれば、プジョルです。バルセロナ戦での彼を打ち破ることはできなかったですから。彼が私が対戦した中で最もタフだった選手です。
GKについては幸運にも3人の偉大な選手、カシージャス、レイナ、ブッフォンとプレーしました。特にフッフォンの対戦する時は2重の意味でチャレンジでした。彼のような選手からゴールを決めることは特別なことだったからです。ジジのことは本当に尊敬しています。少年の頃と変わらぬハングリーさを持ち合わせているのですから。
子供がサッカー選手になりたがったら?本人が希望するなら、なるべきです。その場合は手助けできます。ですが、私は子供が決めたことを尊重しますよ。
ファンのチャント?最初は何を叫んでいるのか分からなかったです。ですが、美しいものですし、大きなエネルギーになっていますよ」