ミランにPK戦の末に敗れたユベントスの監督・選手によるスーペルコッパ・イタリアーナの試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「PK戦を回避するためにできることはやりました。得点を決めた後にラインが下がり、相手にパスコースができ、試合が変わってしまいました。
もし、これがセリエAの試合だったら、アクシデント的なことで決まっていたでしょう。スーペルコッパでしたから、PKで決まったのです。
今シーズンは数多くの試合をこなしており、疲労によって問題が生じることがあります。残念なことに2つの交代枠をそれで消費することとなりました。
デ・シリオのハンド?PKではありません。絶対にです。私達は120分をもっと上手くやるべきでした。スソ?彼は良いプレーをしていたと思います。ですが、危険なシーンはそれほど作られていませんし、ミランにクリエイティブな点はありませんでした。
ですが、力強いプレーを見せたのですから、私はミランを称賛しなければなりません。
これでドーハで2度タイトルを逃すこととなりました。3度目の正直に期待したいですね。12月よりも、プレシーズンでの開催を望みます。
私達がセリエAで首位に立ち、チャンピオンズリーグを首位通過し、そしてピッチ上で敗れなかったという事実は残ります。ですが、PK戦ではこうしたことが起きるものなのです」
ジャンルイジ・ブッフォン選手:
「ミランは結果を得ましたし、多くの努力と敬意を称するに値するプレーをしました。ですが、2年前と同じようにPKで敗れ、私達には後悔があります。
後悔し続ける結果になったことは残念です。そうしたことを思い出す必要はないと望んでいたからです。疲労の問題ではないでしょう。彼らより10試合ほど多いだけでしたし、私達はファイナルのような緊張感に慣れていたからです。
私達は最初の25分でミランが苦しみ続けていたことを理解していませんでした。そこで試合に勝つことができたはずです。しかし、それからの25分は彼らが支配し、拮抗したゲームとなったのです。
チャンスはありました。ミランにもありました。そして、PKでミランに軍配が上がったのです。私達が期待した形で2016年を締めくくることはできませんでしたが、これも試合の本質なのです」
ジョルジョ・キエッリーニ選手:
「がっかりしています。2014年にドーハで行われた大会でもPKで敗れていましたからね。正直なところ、上手くいくと思っていました。
私達は力強くスタートし、ミランが押し返す展開となり、多くのチャンスを作り出しました。先制後にラインが深くなりすぎ、スペースを与え、サイドでクオリティーを発揮させることになってしまったのです。
後悔は残っています。最後まで勝つチャンスがあったからです。勝利を逃すドラマを作ってはいけませんが、この敗戦から学ばなければなりません。なぜなら、これからの6ヶ月は勝利に向けて前進しなければならないからです。
勝つためにここに来たのですから、ほろ苦い感覚でクリスマス休暇を迎えることになります。残念なことです。それと同時にミランを称えなければなりません。
2016年はイタリアのレベルが上がったことが証明できたのですから、ポジティブなことです。トレーニングでのハングリーさや日々の向上を忘れてはなりません。それがここ数年の成功の秘訣だったのですから」