チャンピオンズリーグと並行して行われている UEFA ユースリーグでユベントスはクレメンツァ選手とゼチリ選手の得点でセビージャを下し、クラブ史上初の決勝ラウンドへの切符を手にすることに成功しました。
試合に出場したユベントスの選手は以下のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: デル・ファベロ |
DF | 2: センペリーニ 4: ムラトーレ 5: アンデルセン 6: ロジェリオ |
MF | 7: マツェク 14: トゥレ 18: カリガラ(→ 42' st. 15: ヴォリャッコ) 8: カスタノス |
FW | 10: クレメンツァ (C)(→ 33' st. 3: コッコロ) 9: ゼチリ(→ ' st. 11: レリス) |
グロッソ監督は 4-3-1-2 のシステムを選択。中盤の底にはボール奪取力とフィジカル的が持ち味のトゥレ選手を配置し、カスタノス選手をトップ下で起用。
ゴールが求められる前線にはクレメンツァ選手とゼチリ選手がコンビを組み、セビージャとのアウェイ戦を迎えます。
試合はセビージャが前線からプレスをかけ、ユベントスがロングボールで逃げる展開で始まります。最初のチャンスを得たのはアウェイのユベントス。
4分、ルーズボールを拾ったクレメンツァ選手が右サイド突破してエリア内に侵入すると、GKの股下を抜き先制点を奪い、最初の得点機を活かし、ひさしぶりの得点をチームにもたらします。
しかし、その後はセビージャが押し込み、ユベントスが耐え続ける時間が続きます。36分と41分の枠内シュートはデル・ファベロ選手の良い反応とシュートミスにも助けられ、前半を 0-1 とリードして折り返します。
後半に入っても、基本的な構図は変わらず。それでも、トゥレ選手の守備力で踏みとどまり、ロングカウンターで追加点を狙う姿勢を見せ続けます。
すると、63分にカスタノス選手が出したロングパスに反応したカリガラ選手が追いつき、中央に折り返すと、走り込んだゼチリ選手がゴールに突き刺し、リードを2点差に広げます。
このまま試合を終えたいユベントスだが、カリガラ選手が自陣エリア内でハイボールの目測を誤りハンドをしてしまうも、ロバート・マドリー主審の笛は鳴らない。“お目こぼし” をしてもらったが、このプレーから16歳のカリガラ選手が落ち着きを失ってしまいます。
84分にはヘディングでのバックパスがホセ・アロンソ選手のラストパスになるなどピンチを招いてしまう結果となります。それでも、最後までゴールを割らせなかったユベントスが 0-2 で勝利。チーム初の決勝ラウンドへの進出を決めることに成功しました。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ユベントス | 5 | 3 | 0 | 2 | 9 | +4 |
2 | リヨン | 5 | 3 | 0 | 2 | 9 | 0 |
3 | セビージャ | 5 | 2 | 1 | 2 | 7 | 0 |
4 | ディナモ・ザグレブ | 5 | 1 | 1 | 3 | 4 | -4 |
ユースリーグ最終節はディナモ・ザグレブとの一戦。リヨンとセビージャには直接対決の結果で上回っているため、ユベントスの2位以内が確定しています。ただ、グループ1位と2位では決勝ラウンドでの扱いが異なる大会フォーマットであることに注意が必要です。
- グループ首位通過
- ラウンド16に進出
- グループ2位通過
- プレーオフラウンドに進出
→ 国内リーグ優勝チームラウンドを勝ち抜いたチームのホームで一発勝負のプレーオフを戦う - プレーオフの勝者はラウンド16に進出
- プレーオフラウンドに進出
ゴール欠乏症を解消する試合になったかは次節以降に明らかになることでしょう。リーグ戦でも好調を維持することができるのかに注目です。