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ガゼッタ・デッロ・スポルト、ユベントスからスタジアム出禁処分を受けたってよ

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がブッフォン選手の(ドレッシングルーム内での)発言としてスクープを書いた件ですが、それによって記者がユベントス・スタジアムへの出入り禁止処分を受けたと主張しています。

画像:「ガゼッタ・デッロ・スポルトはクソ」 by アタランタのサポーター
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 ガゼッタ側は編集長の署名記事を出したことで、“幕引き” が完了したと考えていたのでしょう。しかし、ユベントスが容認できる内容ではなかったため、ガゼッタの記者を締め出すことで報復措置を採ったものと思われます。

 ユベントス側の反応に対し、ガゼッタ紙は「私達には報道の権利がある」とどこかで聞いたことのある主張を展開しています。

 “飛ばし記事” や “ガセネタ” を平気で書くようなメディアが市場から締め出されることは良い兆候です。ガゼッタ紙が報じた「ブッフォン選手の発言記事」が正しいなら、実名で記事の根拠となる証拠も紙面上で提示すれば済む話です。

 確固たる根拠を明示できるなら、紙面やウェブに掲載する前にユベントス側と掛け合うことで落とし所を探ることも有効な交渉術です。ガゼッタ紙の報道が正しいなら、それを非公開とすることでユベントス側が取材に対し、今後何らかの “配慮” を用意してくれることが期待できるからです。

 

 ですが、今回スタジアム出禁処分を受けたガゼッタ・デッロ・スポルトの主張内容は哀れなものです。

 「民主主義の国で特定のジャーナリストが排除されることは受け入れられない」などと勘違いな主張を繰り広げています。民主主義では取材を受ける側も拒否する権利があるのです。既存メディアの放漫な姿勢で反論しても、読者には響かないでしょう。

 ガゼッタ紙以外にもメディアはありますし、ユベントスはクラブ公式サイトもあります。公式ツイッター、公式フェイスブック、公式インスタグラムとSNS経由でもオフィシャル情報を得ることは可能です。

 また、選手自身も情報発信をできるのですから、どのメディアから情報を出すかも各クラブや選手によって民主主義的に決まっている現状を見落としてはなりません。

 

 「イタリア・スポーツプレス連盟も懸念を示している」とガゼッタは記事で主張していますが、ユベントスは突っぱねることでしょう。

 ユベントスを誹謗中傷する記事を掲載するメディアに取材の自由を与える必要はないからです。もし、メディアスクラムを組む形でガゼッタ紙の取材を認めろと要求するのであれば、マスコミ全社を締め出せば良い話です。

 前日会見については、会見が行われる半日前までに届けられた質問に対し、アッレグリ監督が回答する形を採れば済むことです。その際にファンクラブ会員からの質問とメディアからの質問は「7:3」か「8:2」という形で傾斜配分すると良いでしょう。

 ガゼッタ紙を締め出したとしても、ユベントスが情報発信で困る状況にはなりにくい時代になってしまっているのです。

 

 ガゼッタとしては採点でクラブの姿勢に0点を付けるぐらいが残された報復手段になるでしょう。署名記事で批判できず、編集部名で記事を出し、証拠も提示できない状況ではガゼッタ側がジリ貧になるだけだと思われます。

 しばらくはゴタゴタが続くことになるでしょう。