『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は今週末に行われる予定のセリエA第13節ペスカーラ戦がモイーズ・ケーン選手のデビュー戦になるのではないかと報じています。
アッレグリ監督は若手選手を過度なプレッシャー下に置くことを嫌うため、モイーズ・ケーン選手の起用に慎重な態度を崩すことはありませんでした。ただ、今週末19日のナイトマッチで行われるペスカーラ戦は事情が大きく異なっています。
なぜなら、ユベントスでFW登録されている選手のコンディションが芳しくないことが想定されるからです。
- クアドラード:コロンビア代表に招集
- イグアイン:アルゼンチン代表に招集
- マンジュキッチ:クロアチア代表に招集
- ピアツァ:負傷離脱中
- ディバラ:負傷離脱中
コンディション的にフル稼働が見込めるのはマンジュキッチ選手だけという状況なのです。
W杯南米予選に参戦していた選手を合流直後のリーグ戦で起用することにアッレグリ監督は消極的な姿勢です。そのため、FWとしてプレーできる選手が手薄となっていることは明らかと言えるでしょう。
19日(土)のペスカーラ戦を終えた後、22日(火)にはチャンピオンズリーグの大一番であるアウェイのセビージャ戦が待っています。コンディションのピークは22日に合わせる必要があるため、ペスカーラ戦はターンオーバー的な要素が強くなると思われます。
これは必然的にモイーズ・ケーン選手が起用される可能性が高くなることを意味しています。
先発デビューはあまり現実的ではないでしょう。しかし、リードを奪えば途中投入というオプションはかなり現実味を帯びることとなります。
FW を含め、ペスカーラ戦での選手起用にメディアは注目することになると思われます。前日会見でも、誰が起用する見込みなのかという質問をアッレグリ監督にぶつけることでしょう。
ただ、アッレグリ監督は頑固な一面があります。「モイーズ・ケーンを明日デビューさせるか」という態度を硬化させる安易な質問は自重して欲しいと思います。