『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が掲載した「ブッフォン、再び口を開く」という記事に対し、ユベントスが公式サイト上で「クラブに対する憎しみを煽る偏見に満ちた記事」と真っ向から否定する事態が起きています。
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まず、ガゼッタ紙は次のような内容を掲載しました。
- イタリアではユベントスから逃げるクラブばかり
- 避けなかったのは2チーム(インテルとミラン)だけ
- ヨーロッパの舞台では逃げ出すようなクラブはいない
- その状況が難しい環境を作り出している etc
もし、ブッフォン選手が本当に上記のような発言をしていたのであれば、かなり刺激的な内容です。しかし、ガゼッタ紙が書いた内容にも矛盾と思われる点があります。
少なくとも、第11節でのナポリの戦いが「逃げ腰だった」とは言えません。インテルとミランに敗れたことは事実ですが、ナポリが及び腰になり、勝利を諦めた戦術で試合に臨んでいたと主張するのは誤りと言えるでしょう。
また、この内容が署名記事ではないことも奇妙な部分です。記事内容に絶対の自信を持っているなら、執筆者の手柄となる訳ですから、証明記事にしたことでしょう。しかし、そうしなかった理由が気になります。
ちなみに、ガゼッタ・デッロ・スポルトはユベントスからの抗議に対し、公式サイト上で反論文を掲載しました。その内容は以下のとおりです。
- 記事内容の信憑性は確認した
- ブッフォンの発言はドレッシングルームでのもの
- 対戦相手への優位性にユベントスは直面し、他のチームが勝利に乏しいことに言及している
- 執筆者情報は “ユベントスのメンバーやファンに憎しみを煽ることになる” ので、開示は拒否する
なお、この記事にも署名はありません。「信憑性を確信した」と主張するのであれば、根拠となる証拠を提示して欲しかったのですが、それはありませんでした。
話題が話題であるだけに少し尾を引く可能性があるでしょう。
アッレグリ監督が前日会見で何らかのコメントをすることになると思われます。どういった結末になるのかに注目です。