UEFA ユースリーグに参戦中のユベントス・プリマベーラはボジッチ選手にドッピエッタを許し、2-1 で競り負ける結果となりました。
試合に出場した選手一覧は以下のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: デル・ファベロ |
DF | 2: ベルウアット(→ 23' st. 15: センペリーニ) 4: ムラトーレ 3: セベリン 6: ロジェリオ |
MF | 7: マツェク 5: ボヴェ(→ 35' st. 8: モスティ) 11: カリガラ 10: カスタノス |
FW | 20: レリス(→ 42' st. 18: トゥレ) 9: モイーズ・ケン |
グロッソ監督は 4-3-1-2 を選択。カンピオナート・プリマベーラでは温存していたロジェリオ選手が左SBに、トップ下にはカスタノス選手が起用されました。
試合は序盤からディナモ・ザグレブがタレント力を見せつける展開となります。しかし、先にゴールを奪ったのはユベントス。
12分にバックパスが短くなったところをカリガラ選手がボール奪取に成功し、中央にグラウンダーのクロス。走り込んだモイーズ・ケン選手が冷静に流し込み、ユベントスが先手を取ります。
ディナモ・ザグレブはすぐに反撃を開始。17分、ユベントスの最終ラインからのビルドアップを高い位置で引っ掛けると、フィンティッチ選手が左サイドを突破し、中央にクロス。走り込んだボジッチ選手が頭で上手くループシュートを放ち、スコアを同点に戻すことに成功します。
その後、前半にスコアは動くことはなく、1-1 で折り返します。
後半はディナモ・ザグレブが圧倒的に押し込み、ユベントスがなんとか耐え続ける展開。同点ゴールを決めたボジッチ選手にチャンスが訪れ続け、スリップやGKデル・ファベロ選手の決死のセービングで防ぐといったプレーが続きます。
ユベントスは73分にカスタノス選手がエリア外から強烈なシュートを打ったものの、シュートはGKがブロック。その後もユベントスは耐え続け、アディショナルタイムに入ったところで遂に試合が動きます。
92分、裏のスペースに抜け出したダニ・オルモ選手が左サイドから高い弾道のクロスをファーサイドに供給。待ち構えていたボジッチ選手が右足で放ったボレーシュートはワンバンウンドでサイドネットを揺らすことに成功し、土壇場でディナモ・ザグレブが勝点3を掴むことに成功しました。
スタッツからも実力差があったと言わざるを得ない試合でした。
シュート数は25(枠内:13)対3(枠内:2)。コーナーの数は11対2。オフサイドはユベントスのみが9つ取られています。
「ディナモ・ザグレブが押し込む形で試合が進み、ユベントスがカウンターからチャンスを作ろうとするも、オフサイドによって決定機まで持ち込むことはできなかった」と言えるでしょう。
この結果により、UEFA ユースリーグ・グループHは全チームが勝点3で並ぶ結果となりました。早々に敗退が決まっていた昨シーズンまでの内容と比較すると、混戦に持ち込むことができていることはユース世代の底上げが順調に進んでいるものと思われます。
プリマベーラの次節は10月1日に開催予定のカンピオナート第4節ホームでのサッスオーロ戦。3戦3勝と絶好調のサッスオーロを相手にどういったプレーをプリマベーラが見せるのかに注目と言えるでしょう。