ユベントスのマロッタGMが『ユベントスTV』のインタビューでチーム状況などについて語っていましたので、概要を紹介いたします。
ジュゼッペ・マロッタGM:
「ユベントスは参加したコンペティションのすべてで勝つことが責務です。究極の目標とも言えますが、それを目指さなければなりません。
チャンピオンズリーグもそうあるべきなのです。夢でもありませんし、強制されるものでもありません。ですが、クラブにとってごくシンプルな目標なのです。
ーー 満点に近い市場での動きと評されています
マーケットでの結果に満足しています。このために働いてくれたすべての人々に感謝しなければなりません。
1月に新たに選手を獲得する必要はないでしょう。そのぐらい現状の選手層はすばらしいと私は思っています。ですが、目標はチームを常に向上させることなのです。言及するには少し早いですが、動きがあるとすれば補完的なものに留まるでしょう。様々な観点からチームを評価し続けています。
私達はポグバを売却したいと思ったことはありません。彼が他の経験を積みたいと望んだからであり、彼をキープすることは不可能なことになりました。
イグアインはすでに獲得目標となっていましたし、攻撃陣を強化するというイメージを持っていました。同時期にポグバから移籍希望があり、偶然的にこのような結果になったのです。
ーー ヴィツェルやマテュイディと獲得は流れてしまいました
ゼニトの協力もあり、メディカルチェックも行いました。最終的にゼニトは契約書にサインをしませんでした。ですから、私達は(ヴィツェルがユーヴェに)移籍することが遅くなっただけと見ています。
マテュイディについてはPSGと交渉しましたが、残念ながら合意には至りませんでした。選手は私達と共にプレーすることに意欲的だったのですが、私達の選手ではなかったということです。
中盤の弱体化が懸念されますが、昨シーズンはあまり満足にプレーできなかったアサモアを戦力として計算することができます。また、レミナのように成長著しい有望株もいることを忘れてはなりません。
ーー リヒトシュタイナーについては?
リヒトシュタイナーがチャンピオンズリーグの登録外となったのは技術的な観点によるものです。クアドラードやダニ・アウベスが右サイドにいるためであり、懲罰的な動機によるものではありません。
私達は彼がチームのために行ってきたことに対して非常に感謝しています。しかし、フットボールチームである以上はポジション争いは避けられないことなのです。
グループステージを戦うことはできませんが、決勝トーナメントではメンバー入りする可能性は残されています。現行契約の満了が近づいていますが、延長オプションも存在しているのです。パフォーマンス次第となるでしょう。
ーー マルキージオの状態は?
重傷を負いましたが、数ヶ月以内に以前のマルキージオを見ることができると予測しています。彼は信頼の置ける選手ですから。
ここにいる私達全員が彼を待っていますし、単にユベントスのユニフォームを着ているだけでなく、チームにとって貴重な選手なのです」