2016/17 シーズンのセリエAライバル診断。2回目は3位で昨シーズンを終えたローマです。
昨シーズン後半から就任し、チームの立て直しに成功したスパレッティ監督の下でチームの成熟を図ることが目標になるシーズンと言えるでしょう。
【予想フォーメーション:4-2-3-1】
GK: シュチェスニー
DF: フロレンツィ、マノラス、ヴェルマーレン、マリオ・ルイ
MF: デ・ロッシ、ストロートマン
OMF: サラー、ナインゴラン、ペロッティ
FW: ジェコ(ペロッティ)
ブルーノ・ペレス、マリオ・ルイと両SBの実力者を獲得することに成功し、チーム力を向上させることに成功しました。また、リュディガー選手が負傷で長期離脱するCBにはヴェルマーレン選手を獲得し、選手層を厚くすることにも成功しています。
一方で懸念点となりそうなのがユベントスに引き抜かれたピアニッチ選手と移籍したディーニュ選手が抜けた穴だと思われます。
- ローマの強み
- チームの骨格が維持
- 攻撃陣の爆発力
- ローマの懸念事項
- ピアニッチの移籍
- トッティ、デ・ロッシという重鎮選手の衰え
- チーム状態の浮き沈みが激しい
攻撃陣の爆発力を活かし、セリエAでも攻撃的なサッカーを追求する “異質なチーム” と言うことができます。
好調時はユベントスと互角以上の内容を見せる反面、歯車が狂うと不調の期間が長くなるという浮き沈みが大きいことも特徴です。この部分をスパレッティ監督がコントロールできると勝負強いチームへと生まれ変わると思われます。
ピアニッチ選手が抜けた中盤を上手く構成できるかが浮沈の鍵になるでしょう。パレデス選手にチャンスを与えて成長を促し、デ・ロッシ選手を効果的に起用する。そのため、ストロートマン選手にかかる期待は非常に大きいものになるはずです。
フロレンツィ選手を本来のMFで起用できる陣容が整った訳ですから、守備が安定することが躍進に向けた前提条件と言えそうです。