2016年夏の移籍市場も終了したこともあり、2016/17 シーズンのスクデット争いのライバルと目されるチームの状況を分析することにしましょう。
第1回目は昨シーズン2位で終えたナポリです。
サッリ監督の下、セリエAを2位で終えた実績は高く評価されるでしょう。しかし、イグアイン選手をユベントスに引き抜かれたため、戦術変更を余儀なくされることになった点がマイナスになると思われます。
予想フォーメーションは以下のとおりです。
GK: レイナ
DF: ヒサイ、アルビオル、クリバリ、グラム
MF: アラン、ジョルジーニョ、ハムシク
FW: カジェホン、ミリク、インシーニェ(メルテンス)
チームの根幹は昨シーズンとほぼ同じです。ただし、得点を量産したイグアイン選手の穴をミリク選手やガッビアディーニ選手がどれだけ埋めることができるかによってチームの成績が大きく左右されると思われます。
また、CBにマクシモビッチとトネッリの2選手。MFにジャッケリーニ、ジエリンスキ、ログ、ディアワラの4選手を補強し、チーム層を厚くしました。
今季はヨーロッパリーグではなく、チャンピオンズリーグに出場するため、2つのコンペティションで並行して結果を残すことが求められます。そのため、サッリ監督が上手くターンオーバーを進めることができるかも注目点と言えるでしょう。
- ナポリの強み
- チームの根幹に大きな変更なし
- 選手層に厚みが増した
- ナポリの懸念事項
- イグアイン離脱の穴
- ターンオーバーに対するサッリ監督の手腕
昨シーズンのように「リーグ戦」と「ヨーロッパの大会」を別々のチーム編成で戦うという手法を使うと、ファンからの “突き上げ” を受けることになるでしょう。サッリ監督がどういった手腕で、この難局を乗り切ろうとするのかに注目です。