代表チームに招集された選手が不在の中、居残り組となったユベントスの選手たちがラツィオ戦後2日間のオフを経て、ビノーボでトレーニングを再開させたとチーム公式サイトで報告されています。
次節は9月10日に開催予定のセリエA第3節のサッスオーロ戦。合流時期が遅かったエヴラ選手やコンディション不良がメディアで盛んに報じられたイグアイン選手にとって、今回の代表ウィークは調整に当てることができるためプラスに捉えるべきと言えるでしょう。
イグアイン選手の強みである「DFとの駆け引き」や「(エリア内での)シュートの巧さ」は開幕節のフィオレンティーナ戦で証明済みです。残すは「得点が奪えるエリアをどれだけ広げることができるか」ということになります。
そのためには運動量が求められますし、悪くてもトップコンディションに近い状態を維持することが必須条件となるはずです。
「(太りすぎとの)批判に対して、得点という結果で見返す」というメンタリティーは素晴らしいものであり、有言実行して欲しいと思うファンが多数派でしょう。
しかし、コンディションが上がり切っていない状態であれば、その決意が周囲とかみ合わず、空回りを起こす原因になるリスクがあります。そのため、シーズン全体を通して結果を出すことにプライオリティーを置くべきです。
シーズン序盤からエンジン全開でシーズン全体を乗り切ってくれることがベストであることは間違いありませんしかし、現実にはシーズン後半戦の大事な試合でどれだけ印象的な活躍ができるかという点の方が重要視されています。
居残り組のイグアイン、エヴラ、アレックス・サンドロ、ネトら4選手は実績を十分に持っているため、調整のピッチを無理に上げる必要はないでしょう。順調にメニューを消化し、良好な状態に持っていく、もしくは維持できるかが鍵になると言えるでしょう。