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【採点】 2016/17 セリエA第1節 ユベントス対フィオレンティーナ

 セリエAの開幕節となったフィオレンティーナ戦はケディラ選手とイグアイン選手のゴールでユベントスが 2-1 で競り勝ちました。

画像:先制ゴールを決めたケディラ

 試合に先発した両チームの選手は次のとおりです。

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画像:2016/17 セリエA第1節 ユベントス対フィオレンティーナ
表1:先発メンバー(2016/17 セリエA第1節 フィオレンティーナ戦)
  Juventus
[3-5-2]
Fiorentina
[3-4-2-1]
GK 1: ブッフォン 画像:キャプテン 12: タタルシャヌ
DF 15: バルザーリ
19: ボヌッチ
3: キエッリーニ
40: トモビッチ
2: G. ロドリゲス 画像:キャプテン
13: アストーリ
MF 23: ダニエウ・アウベス
6: ケディラ
18: レミナ
22: アサモア
12: アレックス・サンドロ
10: ベルナルデスキ
8: ベシーノ
5: バデリ
28: M.アロンソ
72: イリチッチ
25: キエーザ
FW 17: マンジュキッチ
21: ディバラ
9: カリニッチ

 ユベントスは昨シーズンの基本となった 3-5-2 を選択。アンカーにはレミナ選手が起用され、新加入のダニ・アウベス選手が初先発することとなりました。

 対するフィオレンティーナもお馴染みの 3-4-2-1。注目は18歳で先発に抜擢されたエンリコを父に持つフェデリコ・キエーザ選手と言えるでしょう。

 

 試合はユベントスが序盤からフィオレンティーナを自陣内に押し込み続けます。4分にディバラ選手の相手GKへのプレスから最後はケディラ選手がループシュートを放つも、これは枠の上に外れます。

 ユベントスは両サイドを崩し、クロスを上げるものの、フィオレンティーナDF陣が中央ではじき返し、徐々に攻撃の強度が落ち始めます。

 それでも先制したのはユベントス。37分にエリア内に走りこもうとするケディラ選手の姿を見逃さなかったキエッリーニ選手がディバラ選手からの落としをダイレクトでクロスを入れ、ケディラ選手が豪快なヘッドで均衡を破ることに成功します。

 その後、マンジュキッチ選手が上手く裏のスペースに通したボールを抜け出したアレックス・サンドロ選手がシュートを放つも、これは枠を捉えることはできず。前半は 1-0 でユベントスがリードして折り返します。

 

 後半はリードを持ったユベントスが試合の強度をやや下げたため、フィオレンティーナがボールを持てる機会が少し増えます。

 それでも、反撃のチャンスがほとんど作れなかったフィオレンティーナがワンチャンスを活かすことに成功します。70分、獲得した右CKをカリニッチ選手が頭で合わせ、試合を振り出しに戻します。

 しかし、ホームで白星スタートを切りたいユベントスはギアを上げ、75分にショートパスで人数をかけ、ゴール前まで攻め上がるとケディラ選手が左足でシュート。こぼれ球を途中出場のイグアイン選手が角度のない所から押し込み、勝ち越します。

 ユベントスはこのリードを最後まで守りきり、白星スタートに成功。イグアイン選手はデビュー戦で1ゴールという結果を出し、上々の滑り出しを見せることとなりました。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などに対する採点は以下のとおりです。

GK: ブッフォン 6.0
 カリニッチのシュートにできることは何もなく、他にセーブを強いられる場面もなかった。

DF: バルザーリ 6.5
 壁として君臨し、最終ラインの安定に貢献。ボールの預け所としても機能した。

DF: ボヌッチ 6.0
 流れの中ではカリニッチに仕事をさせなかった。 しかし、低い軌道で球足の速い縦パスがことごとくフィオレンティーナの中盤に引っかかり、 カウンターを受ける原因を作ったことはマイナス。

DF: キエッリーニ 7.0
 強さを見せ、ベルナルデスキの動きを封じ込めた。 また、攻め上がりやケディラへのピンポイントクロスなど要所で攻守に貢献した。

WB: ダニ・アウベス 6.0
 右サイドでのディバラとの呼吸はすでに合っており、良い兆候が見られた。 終盤にスタミナ切れからプレーに関与する割合が減ったことが改善項目と言える。

MF: ケディラ 7.0
 チームへの合流が遅かったが、コンディションが良好であることをプレーで証明した。 ポグバが抜けた穴を埋めることができる選手の1人であるだけに、フル稼働をすることが期待されている。

MF: レミナ 6.0
 アンカーとして役割とともに、枠内に鋭いミドルシュートを放つなど積極性を見せた。 ただ、サイドチェンジのパスがズレるなど改善すべき点も見えた試合だった。

MF: アサモア 6.5
 攻守両面で出し惜しみなくハードワークし続けた。 負傷からの完全復活を目指すシーズンの初戦として、文句のない内容だった。

WB: アレックス・サンドロ 5.5
 サイドから良質のクロスを何本も供給し、WBとしての評価は十分に合格点を上回るものだった。 しかし、(ミスマッチだったが)セットプレーでマーカーに決められたことはマイナスと評価されるだろう。

FW: マンジュキッチ 5.5
 左右のWBから得点の雰囲気を感じるクロスが複数入っていたことを考えると、やや物足りない パフォーマンスだったが、ポストプレーや前線からのチェーシングなどの献身性は高いものだった。

FW: ディバラ 6.0
 ダニ・アウベスとの連携で崩して見せるなど、攻撃のタクトは完全にディバラが握っていることを見せつけた。 マークが厳しくなる中でそれでも存在感を発揮できるかが鍵になるだろう。

 

【交代選手など】

FW: イグアイン 7.0
 66分にマンジュキッチとの交代でピッチに入る。ファーストタッチで角度のない場所から押し込み、得点王が本物であることを見せつけた。コンディションも上がっている様子で、ポジションを奪うことは時間の問題と言えるだろう。

WB: エヴラ ー
 ディバラと交代で85分から出場。守備を固めるというアッレグリからの指示を忠実に遂行した。

MF: エルナネス ー
 ケディラに代わり88分から出場機会を得る。囲まれた場面でスタジアムがざわついたが、大きな失点に関係することはなかった。

 

アッレグリ監督 6.5
 勝点3を手堅く積み上げることに成功した。ただ、失点シーンはポグバ、リヒトシュタイナーと空中戦に強い選手がピッチにいなかった影響を否定することはできない。この部分が最優先で修正すべき部分と言えるだろう。

マッサ主審 6.0
 荒れ模様になりやすい試合を上手くコントロールした。ただ、アストーリがクロスを処理する際にハンドをした場面では守備側が明らかに利益を得ていたのだからPKを宣告しても良かったはずである。