急遽モデナで開催されたユベントス対エスパニョールの一戦は終了間際のディバラ選手のゴールで 2-2 の引き分けで終えました。
試合に先発した選手は以下のとおりです。
Juventus [3-4-1-2] |
RCD Espanyol [4-4-2] |
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GK | 1: ブッフォン | ロベルト |
DF | 15: バルザーリ 4: ベナティア 3: キエッリーニ |
ハビ・ロペス アルベロ オスカル・ドゥアルテ ルベン・ドゥアルテ |
MF | 23: ダニ・アウベス 18: レミナ 5: ピアニッチ 22: アサモア 37: ペレイラ |
エルナン・ペレス ディオプ ビクトル・サンチェス ピアッティ |
FW | 17: マンジュキッチ 9: イグアイン |
レオ・バチストン レジェス |
ユベントスはペレイラ選手をトップ下に入れる 3-4-1-2 を選択。マンジュキッチ選手とイグアイン選手が2トップを組む布陣をテストします。
一方のエスパニョールは 4-4-2。昨シーズンまでオリピアコスに在籍したGKロベルト選手を中心に守備の固さと巧さを持ち味とした狙いを持って試合に入ります。
試合は両チームとも「相手がボールを持てる」という認識を持っており、互いに激しいプレスを掛け合い、プレシーズンとは思えない強度を見せる内容となります。
最初に惜しいシュートを放ったのはユベントス。8分にペレイラ選手がボックス際から放ったシュートはロベルト選手が落ち着いてキャッチ。その後もユベントスが押し気味に試合を進めますが、スコアは動かず時間だけが経過します。
先にスゴアを動かしたのはエスパニョール。38分、GKロベルト選手からのフィードをキエッリーニ選手が競り合いで頭に当て、ピッチに倒れると、こぼれ球をエリア内まで運ばれ、最後はレオ・バチストン選手がカットインから左足で流し込み、リードを奪います。
エスパニョールの選手2人が衝突する事態が起き、前半のアディショナルタイムが4分となるも、同点に追いつくことはできず。前半はユベントス1点のビハインドで折り返します。
後半開始と同時にユベントスは4選手を交代。4バックにシステムを変更し、逆転を目指し攻勢を強めます。
GK: ブッフォン
DF: リヒトシュタイナー、ボヌッチ、キエッリーニ、アレックス・サンドロ
MF: レミナ、ピアニッチ、アサモア
OMF: ディバラ
FW: マンジュキッチ、イグアイン
攻撃手法を理解している選手が入ったことでユベントスがゴール前に迫る機会が増えます。すると、54分にユベントスが同点に追いつきます。
リヒトシュタイナー選手がエリア内で落としたボールをディバラ選手が左サイドに展開。守備ラインを見て走り込んだアサモア選手がダイレクトで中央に折り返し、それをマンジュキッチ選手が右足で合わせ、スコアをイーブンに戻すことに成功します。
60分を過ぎたことで、ユベントスはさらに選手交代を実施し、合わせてフォーメーションを微調整します。
GK: ネト
DF: リヒトシュタイナー、ボヌッチ、ルガーニ、アレックス・サンドロ
MF: レミナ、ピアニッチ、エルナネス
OMF: ディバラ、ピアツァ
FW: イグアイン
攻勢を強めるユベントスに対し、エスパニョールは劣勢に立たされます。77分にはディバラ選手にタックルを仕掛けたビクトル・サンチェス選手が2枚目のイエローを受け、残り時間を10人で戦うことを余儀なくされます。
しかし、一瞬の隙からエスパニョールを追加点を奪うことに成功します。
84分、ユベントス右サイドからのクロスをアレックス・サンドロ選手が頭でネト選手に戻そうと色気を出すと、そのボールがカバーに入ったルガーニ選手に当たり、フラド選手への絶好のポストプレーとなってしまいます。
フラド選手のシュートはネト選手が右手1本でセーブするも、最後はジェラルド・モレーノ選手に押し込まれ、10人のエスパニョールにリードを許す展開となります。
ユベントスはここから猛反撃を開始。86分にはピアツァ選手が抜け出し、シュートを狙おうとするも、ここはロベルト選手が飛び出しに阻まれてしまいます。
それでも90分、イグアイン選手が落としたボールをレミナ選手が受け、右サイドで待つディバラ選手に展開すると、ペナルティライン付近まで持ち上がり、左足でシュート。カーブを描いたシュートはファーサイドのネットを揺らし、ユベントスが同点に追いつきます。
しかし、ユベントスの反撃もここまで。試合は 2-2 で終了することとなりました。