ユベントスは公式サイト上でユベントススタジアム開設以降の売上記録を更新したことを発表しました。
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2016/17 シーズンの年間シート販売数は29300。ユベントススタジアムの収容観客数は41000であることを考えると、およそ7割がシーズンチケットとして購入され、完売したことになります。
ちなみに29300席の内訳は25300席が標準座席、4000席がユベントス・プレミアムクラブによる売上であるとのことです。
イグアイン選手をクラブ史上最高額で獲得したこともあり、ファンが今季の成績を期待することは自然なことです。そのため、“チケットのプラチナ化” に対し、クラブとしてどのように取り組むかが今後の課題と言えるでしょう。
スタジアム問題が取りざたされるイタリアで、「収容人員の7割がシーズンチケットで完売した」と事実は他のクラブと明らかに一線を画しています。ただ、『ユベントス』というブランドを世界展開する上では、世界各地からユベントススタジアムにまでやって来る熱心なファンのための席を確保することは不可欠です。
VIPルームの付加価値を高め、チケットの値上げに見合う状態を保つこと。一般シートのチケット価格はなるべく据え置くこと。(イタリア国外在住者を含む)シーズンチケット非保有者向けの一般販売の割合を2割前後はキープすること。
上記のような考えをベースにクラブの価値観にあったチケット戦略を構築することが求められていると言えるのではないでしょうか。