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ユーヴェとナイキ、ステッラをめぐる仲裁裁判をしていたことをイタリアメディアが暴露

 カルチョポーリの問題で揺れ動いていたのはイタリア国内だけではなかった模様です。

 メディアセット』などのイタリアメディアは「スイス・ジュネーブにある仲裁裁判所でナイキ社とユベントスがユニフォームに付けるステッラ(星)についての訴訟を行っていた」と報じています。

画像:ユベントスのユニフォーム(2012/13 シーズン)
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 イタリアではリーグ優勝を10回達成するごとに、ステッラと呼ばれる星マークを1つ着用することが許されます。ユベントスはカルチョポリの件で剥奪された形となっており、そのため、「ユベントスが認識する優勝回数」と「連盟が認識する優勝回数」に差異が生じているのです。

表1:ユベントスの優勝年度と通算回数
シーズン ユニフォーム 通算優勝回数
JUV FIGC
2002/03 Lotto 27 27
2004/05 * Nike 28 27
2005/06 * 29 27
2011/12 30 28
2012/13 31 29
2013/14 32 30
2014/15 33 31
2015/16 adidas 34 32

 ユベントスの認識は「2011/12 シーズンに通算30回目のスクデットを達成した」というものです。そのため、翌 2012/13 シーズンから “3つのステッラ” を着用する権利があると主張しています。

 これに対し、イタリアサッカー連盟は「ユベントスは 2011/12 シーズンの優勝で通算28回目のスクデットを獲得した」という立場です。

 ちなみに、肝心のカルチョポーリは時間が非常にかかることで有名なイタリアで裁判が現在も進行中です。そのため、司法が何らかの判断を下すまでにはそれなりの時間を要することになると思われます。

 

 さて、仲裁裁判にまで発展したステッラの問題ですが、3つ星をユニフォームに付けるタイミングが大きく影響したと考えられます。

 ユベントスにとっては 2012/13 シーズンから3つ星を着用できれば理想的だったのですが、結果的に断念しています。これは裁判など、複数の要因を勘案したものでしょう。

 逆に「絶対に3つ星の着用を開始しない」というシーズンも存在します。それはユベントスにとって通算32回目(イタリアサッカー連盟が30回目)のスクデットを獲得した翌シーズンです。

 2014/15 シーズンがそれに該当しました。スクデット通算32回目を達成した翌シーズンから3つ目のステッラを着用するということは、「ユベントスが(スクデット30回と主張する)FIGC 側の主張を受け入れた」というイメージが定着するからです。

 「どちらの主張が正しいにせよ、2014/15 シーズン以降は3つのステッラを付けることができるのだから、着用すべき」と考えたであろうナイキ社との間に大きな溝が生じたのだと思われます。

 

 なお、ナイキ社は8000万ユーロの損害賠償を仲裁裁判に訴えたと報じられていますが、主張は認められたものの、賠償額は200万ユーロに留まったと言われています。

 もちろん、ナイキが企画していたであろう「3つ目のステッラ獲得を祝うキャンペーン」がボツになった分の損害賠償は認められるべきです。しかし、ステッラ(星)が付かなかっただけで8000万ユーロの損害を被ったと主張するのは明らかな言いがかりです。

 バルセロナですら、年間3000万ユーロのスポンサー料なのですから、ユベントスは多く見積もったとしても年間2000万ユーロには届かない水準だったことでしょう。ナイキにとっても “強欲” というイメージが付いてしまう結果となった今回の暴露は痛手になるかもしれません。

 

 ユベントスは公式サイト上で、次の声明を発表しています。


 本日、守秘義務に違反する形で複数のニュースに取り上げられたナイキ社とユベントス間での仲裁裁判において、クラブは以下の声明を発表します。

ー 支払い額は200万ユーロを大きく下回っています

ー この金額は “フィールドでは30” という文言と関係するものではありません。ナイキ社の商業的利益から実際に算出されたものです

ー ユベントスは判決に対する上訴を含めた権利や行動を保持しています


 経営上に対する大きな影響とはならなかったので、特に問題視する必要はないでしょう。ナイキとの契約があった状況下で、やけにアディダスとの契約が早く発表されたのはナイキとの関係が冷めきっていたからだと思われます。

 カルチョポーリ関連の問題はもう少し尾を引くことになるのではないでしょうか。