『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ベナティア選手が加入すると序列が5番手になると見られているルガーニ選手にスペインのビジャレアルが獲得に興味を示しているとのことです。
ビジャレアルですが、2015/16 シーズンはリーガ・エスパニョーラを4位で終えたため、チャンピオンズリーグ・プレーオフから参戦する権利を有しています。
CBはビクトル・ルイス選手(27)とエリック・バイリー選手(22)がレギュラーとしてプレーしていたのですが、バイリー選手は移籍金4000万ユーロでマンチェスター・ユナイテッドに移籍しました。また、マテオ・ムサッキオ選手(25)にはミランからの獲得オファーが来ていると報じられています。
エイバルにローン移籍していたパンティッチ選手を戦力として計算していると思われますが、CBの2選手に退団の可能性があることを考えると、ルガーニ選手獲得に乗り出すことは十分にあり得ることと言えるでしょう。
ビジャレアルは下部組織出身の選手が多く、クラブも健全経営を続け、フットボールの質も非常に高く、中小クラブのお手本的存在と言うべきチームとなっています。
ベナティア選手がユベントスに加入するのであれば、ルガーニ選手が出場機会を求めて移籍することは十分にあり得ると思われます。その際、ビジャレアルはルガーニ選手にとって理想的な移籍先の1つと言えるでしょう。
なお、ルガーニ選手の移籍先としてナポリの名前も浮上しています。ただし、これはクリバリ選手の去就次第だと思われます。
サッリ監督がルガーニ選手を高く評価していることはエンポリ時代から周知の事実です。しかし、あまりローテーションを採用しない方針であり、CBを新たに獲得する必要性がないことも現状です。
ドミノ移籍が起きやすい状況にあると言えますので、その引き金になる可能性のあるベナティア選手の去就に注意する必要があると言えるのではないでしょうか。