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ビノーボ合宿(2日目)、ボールを使ったメニューも加わる

 ビノーボで行われているプレシーズンのトレーニングですが、2日目の午後セッションでボールを使ったメニューが加わったことをユベントス公式サイトが報告しています。

画像:ビノーボでのトレーニング(2日目)
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 現地7日は午前と午後の2部練習が行われ、午後セッションではボールを使ったフィジカルメニューやシュート練習が行われました。

 メンバーは初日と変わらず。ペレイラ選手は扁桃炎の影響からチームに合流することはできていません。本格復帰は週明けになる可能性があると言えるでしょう。

 昨季、プリマベーラの主力としてプレーしていた選手もトレーニングに何選手か参加しています。いい機会ですので、紹介しておこうと思います。

 

 1人目はロマン・マツェク(Roman Macek)選手。

画像:ロマン・マツェク(Roman Macek)

 ズリーン(チェコ)出身で、1997年4月生まれの19歳。ケディラ選手のように右MFを本職としてプレーするタイプの選手です。

 同じポジションにはエンポリに移籍したアンドレス・テージョ選手がおり、良き競争相手という位置付けになるでしょう。

 課題は写真からも見て取れるように「身体の線が細いこと」です。技術的な面は高く評価されている反面、プロ選手に求められるフィジカル面では不十分に映ります。パワーとクオリティーのバランスを上手く保ち、成長できるかが鍵になると思われます。

 

 2人はポル・リロラ・コソク(Pol Lirola Kosok)選手。

画像:ポル・リロラ・コソク(Pol Lirola Kosok)

 スペイン出身でマツェク選手と同じ1997年生まれの右SBです。ボランチのようにボールを持てる点が強みであり、ダニエウ・アウベス選手のように攻撃面での貢献も期待されている選手です。

 リロラ・コソク選手のライバルとなる可能性が高いのはキエーボにローン移籍していたフェデリコ・マッティエッロ選手でしょう。ボランチからSBにコンバートされ、イタリアのアンダー各世代の代表に選ばれていた逸材だからです。

 ただ、マッティエッロ選手はナインゴラン選手との激突で両足骨折の重傷を負い、昨シーズンはほぼ1年を棒に振ったため、足踏み状態になっています。

 

 イタリア版ホームグロウンルールでは21歳以下の選手に対する登録制限はありません。そのため、プレシーズンキャンプに参加している選手の中からトップチームに加わる選手が出てきても不思議ではないのです。

 若手選手の成長にはプレー機会を確保することも大事なことです。選手が持っている現在のスキルを見極め、どのチームで経験を積むのがベストなのかを判断するためにプレシーズンキャンプを活用すべきと言えるのではないでしょうか。