セリエAに所属するエンポリは公式サイト上でマテウス・ペレイラ選手を獲得したことを発表しました。
マテウス・ペレイラ(Matheus Pereira)選手ですが、少し前にユベントスが獲得に興味を示していたトップ下を務める18歳の選手です。
今回、エンポリからの公式発表が「コリンチャンスからマテウス・ペレイラ選手を獲得しました」という簡素すぎる内容だったため、おそらく後ろにユベントスがいるであろうと見られています。
セリエAの現行ルールではEU圏外出身選手は1シーズンに2選手までしか国外からは獲得できません。しかし、イタリア国内での移籍はその規則に抵触しないため、エンポリが今夏に獲得の1枠を使い、来夏以降にユベントスが保有権を買い取る形を採るのではないかと予想されているのです。
“プロビンチャ” に該当するエンポリが南米の有望株選手を発掘し、契約まで漕ぎ付けることは単独ではかなり困難なミッションです。ビッグクラブの後ろ盾があると考えることが自然なことです。
ユベントスは必要となったタイミングでマテウス・ペレイラ選手を適正価格で獲得できるのであれば、現時点で選手の保有権をどのクラブを有しているかは大きな問題ではありません。
エンポリでセリエAに馴染み、レアンドロ・パレデス選手のように存在感を発揮できた時点で買取オプションを行使するなどの形でチームに加えることができれば許容範囲内だからです。
ユベントスがどういった権利を有しているかは明らかとされていません。しかし、将来的に獲得が十分に考えられる選手の1人として、プレー内容をチェックするだけの価値を持った選手と言えるのではないでしょうか。