マルセル・ビュヘル選手をユベントスから完全移籍させると『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に報じられたエンポリがアンドレス・テージョ選手に接近中とのこと。
19歳のテージョ選手は今季セリエBを戦ったカリアリにローン移籍し、24試合(895分)に出場しました。先発出場は6試合でしたが、途中出場という形で経験を積み、2得点を記録していることからも評価を高めた選手と言えるでしょう。
カリアリはセリエBを制したため、来季はセリエAを戦うのですが、ビュヘル選手との取引でユベントスとのパイプが存在するエンポリが契約に近づいていると『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』が伝えています。
ジャンパオロ監督に率いられたエンポリは若手有望株の選手を上手くチームに組み込み、今シーズンはセリエAを11位で終えました。
ローン加入していたレアンドロ・パレデス選手は所属元であるローマに復帰することが規定路線ですので、その後継者の1人としてテージョ選手に白羽の矢が立ったのだと思われます。
昨夏、ドルトムントとのプレシーズンマッチにテージョ選手が先発に抜擢されたことを考えると、ユベントス首脳陣からの期待値は高いと言えるでしょう。
この2シーズン、エンポリは「若手を伸ばすことに長けたチーム」としてセリエAに定着することに成功しました。テージョ選手の能力を伸ばすという意味でも理想的なクラブではないかと思われます。
唯一の懸念点としてはジャンパオロ監督が「ビッグクラブへの野望」を理由にエンポリを離れることでしょう。後任監督次第ですが、エンポリの首脳陣は良い監督を指名する傾向にありますので、あまりナーバスになる必要はないはずです。