非常にタイトな日程で行われているトロフェオ・ドッセーナ(Trofeo Dossena)のグループリーグが終了し、ユベントスは2勝1分の勝点7で首位通過し、準決勝へと駒を進めました。
なお、準決勝ではミランと決勝進出を賭けて対戦することが決定しています。
ユベントスは初戦のアタランタ戦を皮切りに3試合を戦いました。選手の起用状況はプリマベーラで出場機会が少なかった選手や他のチームにローン移籍していた選手にチャンスが与えられるという特徴がありました。
グループリーグ3試合の概要とそれぞれの試合で起用されたユベントスの選手は次のとおりです。
第1節:ユベントス 2-1 アタランタ
得点:モルゼッリ(J、前半36分:PK)、ボリス(A、後半15分:PK)、シアーニ(J、後半27分)
両チームともに拮抗した内容で進んでいた試合はニキッチ選手がボヴェ選手に対するファールで得たPKをモルゼッリ選手が決め、試合の均衡が破れます。
対するアタランタも後半15分にお返しのPKをボリス選手がきっちり決め、同点に追いつきます。対するユベントスは途中出場のシアーニ選手が後半27分に見事なトラップから勝ち越し点を奪うことに成功します。
試合はこのまま 2-1 でユベントスが逃げ切り、勝点3を獲得しました。
選手名 | |
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GK | デル・ファベロ |
DF | エレウテーリ ボリャッコ セヴェリン コッコロ |
MF | ムラトーレ → 9'st モンテレオーネ(loan to ベルチェッリ) ディディバ ボヴェ → 9'st シアーニ(loan to カルピ) ブタット(Butatto, 所属不明) |
FW | モルゼッリ → 30'st ブレッシアーニ(loan to ベルチェッリ) プントリエーレ(ヴィルトス・エンテッラ) → 9'st マッサーロ(ヴィチェンツァ) |
第2節:レガ・プロ選抜 1-2 ユベントス
得点:モルゼッリ(J、前半1分)、ガンバルデッラ(前半32分:OG)、ラバージオ(L、後半15分:PK)
大雨の影響でキックオフが15分遅れた試合は開始直後にユベントスが先手を取ります。ピッチ上にできた水たまりによってエリア近くで止まったボールをモルゼッリ選手が蹴り込んでユベントスが先制に成功します。
モルゼッリ選手は32分にボールが止まるピッチを活用してエリア内に侵入すると、相手DFのガンバルデッラ選手の動きを予測してシュート。これがOGとなり、2点リードで前半を折り返します。
対するレガ・プロ選抜は途中出場のブラガディン選手がセヴェリン選手に倒されて得たPKをラバージオ選手が決め、1点差とするも、反撃はここまで。勝点を6に伸ばしたユベントスが1試合を残し、決勝トーナメント進出を確定させました。
選手名 | |
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GK | コンソル |
DF | エレウテーリ → 1'st マッサーロ(ヴィチェンツァ) ボリャッコ セヴェリン コッコロ |
MF | ムピンダ ディディバ → 10'st モンテレオーネ(loan to ベルチェッリ) ボヴェ → 1'st シアーニ(loan to カルピ) ベルアット → 10'st 背番号17の選手 |
FW | モルゼッリ → 10'st フェイオラ(loan to スペツィア) プントリエーレ(ヴィルトス・エンテッラ) → 10'st ブレッシアーニ(loan to ベルチェッリ) |
第3節:インテル 0-0 ユベントス
得点:なし
ライバル対決はベルアット選手のボレーシュートをディ・グレゴリオ選手がセーブするという展開で幕を開けます。
対するインテルはCKやサバッキ選手が左サイドを突破することでチャンスを作るも、勝利に近づくゴールを決めることができず、前半は互いにゴールレスで折り返します。
試合結果に関係なく1位での突破を決めているユベントスは後半に入るとポゼッションに比重を置き、無理な攻撃を控えるようになります。
アタランタの結果次第ではグループ敗退もあり得るインテルはカラマン選手に決定機が訪れるもシュートはポストに嫌われ、得点を奪えず。試合は 0-0 で終了し、勝点1を分け合う形となりました。
選手名 | |
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GK | ビターリ |
DF | エレウテーリ ボリャッコ → 18'st モンテレオーネ(loan to ベルチェッリ) セヴェリン コッコロ |
MF | ムラトーレ → 11'st マッサーロ(ヴィチェンツァ) ディディバ ボヴェ → 21'st ムピンダ ベルアット |
FW | モルゼッリ → 1'st シアーニ(loan to カルピ) プントリエーレ(ヴィルトス・エンテッラ) → 21'st ブレッシアーニ(loan to ベルチェッリ) |
グループAはユベントスが2勝1分(4得点2失点)の勝点7で1位抜けし、グループBを2勝1敗(8得点4失点)の勝点6で2位通過したミランと6月11日(土)に準決勝で対戦する組み合わせとなっています。
なお、準決勝のもう1つのカードはグループBを1位で通過したバレンシア(2勝1分:8得点2失点)にグループAの2位インテル(3分:1得点1失点)が挑む組み合わせです。決勝戦に進むのはどのチームになるのでしょうか。楽しみです。