フランス『レキップ』によりますと、パリ・サンジェルマンに所属するジョナサン・イコネ選手がユベントスと3年契約を結ぶとのことです。
今年4月の時点でユベントスが注目しているとの報道が出ていましたが、具体的な契約期間が流れたことで正式発表も近いものと思われます。
イコネ選手(18歳)の去就が注目される理由はキングスレー・コマン選手の存在があるからでしょう。フリーでユベントスに加入した当時18歳のコマン選手は 2015/16 シーズンからレンタル料2年700万ユーロ、買取オプション2100万ユーロでバイエルン・ミュンヘンに加入しました。
コマン選手と同じことをイコネ選手で再現されるようなことがあれば、PSGは若手有望選手の草刈り場となる可能性があり、クラブ経営と形としてはあまり歓迎できるものではありません。
“育成” に力を入れることが求められている風潮が強まっていることからも、「ユース出身の有望選手にチャンスを与えつつ、競争力を保つ」というバランスをうまく見つけることがどのビッグクラブにも求められていると言えるでしょう。
イコネ選手はフランス代表のアンダー世代でも順調にキャリアを伸ばしている中盤の選手です。得点力も持ち合わせていることからポグバ選手のように攻守に貢献できる万能型として期待されることになるでしょう。
フランス代表にはマトゥイディ選手やカンテ選手などポグバ選手とは異なるタイプのMFも在籍しています。ユベントスに加入するとなれば、そういった様々なタイプのMFの良い部分を吸収し、トップクラスの選手へと成長して欲しいと思います。