ユベントスは公式サイト上で左ひざ前十字靭帯を断裂したクラウディオ・マルキージオ選手の回復状況を公表しました。
スクデット5連覇を祝うセレモニーにマルキージオ選手が欠席したことで、回復状況の遅れが懸念されたのですが、クラブは “予防的措置” によるものだったと発表しています。
予定されていた祝賀セレモニーが終了すると、ファンがピッチになだれ込むことがセリエAのお約束となっている現状があります。膝を負傷中のマルキージオ選手が揉みくちゃにされるリスクを考えると、出席を見合わせたことはそれほど驚くべきことではないと思われます。
マルキージオ選手はビノーボでリハビリプログラムを継続している状態なのですが、膝の炎症によって第1フェーズに遅れが生じていることも発表されています。このニュースが「メディアが復帰に遅れが生じるのでは」と報じる根拠と言えるでしょう。
しかし、忘れてはならないことはマルキージオ選手の復帰には少なくとも6ヶ月は要すると診断されていることです。
11月の中頃が(コンディション調整も含めた)現実的な復帰可能時期なのですから、回復状況に一喜一憂することは少しナンセンスだと思われます。
「無理に復帰を急いだ結果が再離脱」というシナリオは避けなければなりません。復帰が(当初の見立てから)数週間遅れたとしても、完全復活した状態で戦列に復帰してくれた方がチームにとってプラスになることは言うまでもないことです。
レジスタもしくはアンカーのポジションが少なくとも1枠は空いた状態となりますので、良い意味でポジション争いが起き、チーム力を底上げして欲しいと思います。