『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスはミレアム・ピアニッチ選手(ローマ)に誘いの声をかけているとのことです。
ピアニッチ選手は中盤で違いを生み出せるクリエイティブな選手であり、アッレグリ監督が求めるトップ下や中盤MFとしての要件を兼ね備えた選手と言えるでしょう。
ただ、ピアニッチ選手の獲得に乗り出していると噂されるのはユベントスだけではありません。
PSG、バルセロナ、バイエルンも興味を示していると言われており、争奪戦になる可能性も否定できません。『ガゼッタ紙』はピアニッチ選手には 3800 万ユーロの契約解除条項があると伝えており、選手が希望すれば移籍が実現するのではないかと思われます。
ローマが UEFA ファイナンシャルフェアプレーの監視下に置かれている財務状況であることを考えると、何選手かは現金化することを強いられることが考えられます。そのため、「移籍金+選手」でピアニッチ選手を放出するよりかは「契約解除条項行使」を容認する可能性が捨てきれないからです。
ユベントスの視点では、3800 万ユーロでトップ下と中盤MFでプレーできる選手を獲得できれば、良い取引だったと言えるでしょう。“トップ下候補” として名前が出ていた選手と比較すると、非常にリーズナブルな価格だからです。
資金はおそらくレアル・マドリードが行使するであろうモラタ選手の買い戻しオプションで手にすることになる移籍金(3000万ユーロ)をつぎ込むことになると思われます。
ピアニッチ選手が現在のローマというチームに対し、どういった評価をしているかによって電撃移籍が行われる可能性は十分にあると言えるのではないでしょうか。