カンピオナート・プリマベーラ最終節となる第26節ジェノア戦が行われ、ユベントス・プリマベーラはジェノアに 5-2 で敗れました。
ただ、プリマベーラ・グループA首位の座は確保したため、シード権を持った状態でファイナルに臨むことになりました。なお、試合に出場したユベントスの選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ビターリ |
DF | 2: エレウテレーリ(88' 13: ザナンドレア)、6: セヴェリン、5: ヴォリャッコ、3: ベルウアット |
MF | 8: ディディバ、7: マツェク(85' 14: トゥレ)、4: ペッリーニ、10: ボヴェ |
FW | 11: ディ・マッシモ(73' 16: ポッゼボン)、9: モルゼッリ |
前節(第25節)でグループAの2位につけていたトリノが敗れ、グループ首位が確定していたユベントスのグロッソ監督は守備陣を中心に選手を入れ替え、4-3-1-2 でジェノア戦に臨みます。
試合はホームのジェノアがいきなりスコアを動かすことに成功します。ギリオーネ選手からのボールをゴメス選手が押し込み、開始2分でジェノアがリードを奪います。
勢いに乗ったジェノアはその後もチャンスを得ますが、追加点をあげることはできません。対するユベントスもマツェク選手やディ・マッシモ選手を中心に反撃に出ますが、こちらも決め手を欠く展開となります。
すると、29分にジェノアが追加点を取ることに成功。先制点をあげたゴメス選手がユベントス守備陣を突破すると、お返しとばかりにギリオーネ選手に丁寧なラストパス。これを難なく決めたジェノアがリードを2点差に拡げます。
ジェノアに油断が生まれたのか、ここからユベントスが猛反撃を開始。まずは30分にディディバ選手のシュートで1点を返すと、36分には再びディディバ選手がディ・マッシモ選手が持ち込んだボールを押し込み、わずか6分間で同点に追いつき、前半を 2-2 で終えることに成功します。
落ち着きを取り戻して戦いたい後半でしたが、53分にコルジネッリ選手からの低いクロスをグッリ選手に決められ、再びリードを許す苦しい展開を強いられます。
64分にユベントスはボヴェ選手がネット揺らすも、ファールがあったとして得点は認められず、時間だけが経過することとなります。グロッソ監督も選手交代で攻撃の活性化を計りますが、効果は現れず、試合はジェノアが1点リードで最終盤を迎えます。
87分にはグッリ選手とのワン・ツーで抜け出したパニコ選手が得点を決め、試合を終わらせると、アディショナルタイムにはパニコ選手がPKでドッピエッタをマーク。試合は 5-2 とジェノア快勝の内容となりました。
メンバーをほとんど招集していなかったという理由もありますが、試合内容はあまり芳しいものではなく、公式サイトでも「結果なしの敗戦」とタイトルを出されるほどでした。
とは言え、グループAを首位通過しており、シード権を持った状態でプリマベーラ・ファイナルに進めることはポジティブに考えるべきことでしょう。
チーム | 勝点 | 勝敗成績 | |
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1 | ユベントス | 59 | 19勝2分5敗 |
2 | エンテッラ | 57 | 18勝3分5敗 |
3 | トリノ | 56 | 17勝5分4敗 |
4 | フィオレンティーナ | 55 | 17勝4分5敗 |
プリマベーラに今季残された試合はトーナメント形式のファイナルだけとなります。この試合での敗戦を糧に良いシーズンの締めくくりができるよう、準備を整えて欲しいと思います。