セリエBのペスカーラは公式サイト上でユベントスから期限付き移籍中のロランド・マンドラゴラ選手が右足第5中足骨の基部を骨折したと発表しました。
4月2日に行われたセリエB第34節コモ戦から連続フル出場を続けていたマンドラゴラ選手でしたが、4月30日の第39節ヴィルトス・エンテッラ戦の前半10分に右足を痛め、途中交代となりました。
診察の結果、右足第5中足骨の基部に骨折が確認されたことが発表されています。
第5中足骨骨折は “下駄履き骨折” という名称でも知られているものです。足首を挫いた際に「捻挫にしては痛みが強すぎる」と思って病院に行くと、骨折と診断されたというケースが多い症例と言えるでしょう。
骨折の程度にもよりますが、患部を3〜4週間ギプスで固定することが一般的です。重度の場合は手術を要することになりますが、それでも回復期間は1ヶ月ほどは要するため、マンドラゴラ選手の今シーズンはこのまま終了する可能性が高いと思われます。
マンドラゴラ選手の起用方法として注目すべき点はレジスタ起用ではなくなっていることでしょう。
ユベントスが保有権を買い取った今年1月時点でのプレーポジションはレジスタやアンカーといった中盤の低い位置が主戦場でした。それが、2月以降はCBでの起用がほとんどとなり、中盤でのプレーは3月に行われた29節の1試合だけとなっています。
このコンバートがチーム事情からマッシモ・オッド監督が決断したものか、ユベントスからの意向が働いたものかは現時点ではわかりません。ただ、マンドラゴラ選手がCBでもプレーできることはポジティブなニュースと言えるでしょう。
まずは怪我を治し、万全のコンディションで新シーズンを迎えられるように回復に専念してほしいと思います。