『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の英語版によりますと、ユベントスはブッフォン選手の控えを務める第2GKとしてパリ・サンジェルマンのシリグ選手を検討しているとのことです。
サルヴァトーレ・シリグ選手は1987年生まれの29歳。2011年の夏にパストーレ選手と同じタイミングでセリエAのパレルモからパリ・サンジェルマンに移籍し、昨シーズンまでレギュラーとして活躍していました。
今シーズンは新加入のケヴィン・トラップ選手にポジションを奪われ、控えに甘んじている状況です。しかし、イタリア代表でも第2GKとして選出される実力者であることに変わりなく、ユベントスが獲得できれば、良い補強となるでしょう。
ユベントスにはネト選手が在籍していますが、「出場機会の少なさから新天地を求めるのではないか」という報道が後を絶ちません。
序盤戦で大きく出遅れ、中盤戦から劇的な快進撃を続けていたため、選手(特にGK)に出場機会を与えられなかったチーム事情も存在します。また、スクデット獲得が決まったため、次節以降は出場のチャンスが増えるのですが、怪我のため出場そのものが難しいと運にも恵まれていない状況となっています。
ユベントスは「選手から希望があった場合、移籍を容認する」というスタンスを持っていますので、ネト選手が移籍希望を口にした場合の準備をしておく必要があるでしょう。
シリグ選手の他に名前が上がっているのはマルケッティ選手(ラツィオ)です。両選手ともに実力者ですので、出場機会を求め、契約が合意に達しない可能性があることも念頭に置いておかなければなりません。
ネト選手がどういったキャリアプランを描いているかによって、補強戦略に影響が出ると言えるでしょう。