ユベントスの親会社『EXOR』の会長を勤め、FIAT グループのボスでもあるジョン・エルカーン会長が株主に当てたレターの中でアッレグリ監督の仕事ぶりを称賛していると『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じています。
ジョン・エルカーン会長:
「この年は重要なもので、完璧とはまでは言えませんがユベントスの成功はアメージングでした。
セリエAは4連覇を達成し、コッパ・イタリアは1995年以来の戴冠となりました。ベルリンで行われた UEFA チャンピオンズリーグ決勝では良いプレーをしましたが、不運にもバルセロナに敗れてしまいました。
アッレグリ監督はユベントスでの1年目ですばらしい働きを行いました。彼はチームと残された組織を偉大な情熱とクラブの会長アンドレア・アニェッリの “最後まで(Fino Alla Fine)” という鼓舞とともに成し遂げたのです」
株式が上場されているユベントスですが、大株主はアニェッリ家の持株会社でもある『EXOR』です。FIAT 社の若き “皇帝” とも言われるジョン・エルカーン会長は FIAT、EXOR の両方でトップの座にいる人物です。
今シーズンの序盤にユベントスが低迷していた際に「クリスマスまで全勝できなければ解任」と匂わせていたことを考えると、アッレグリ監督への評価は180度変わったと言えるでしょう。
序盤での戦いぶりから11月以降の怒涛の快進撃を予想した人はまずいないはずです。そのため、エルカーン会長の発言は至極まっとうな意見に位置していますので、アッレグリ監督と契約延長が速やかにまとまって欲しいと願っているファンが多いものと思われます。
エルカーン会長もその中の1人と言えるのではないでしょうか。