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プリマベーラ、コッパ・イタリア決勝第2戦での逆転とはならず

 インテルの本拠地サンシーロで行われたプリマベーラ TIM カップ決勝第2戦はインテルが 2-1 で勝利し、2戦合計 3-1 でタイトルを手にすることとなりました。

画像:先制点を決めるなど存在感を発揮したカスタノス

 試合に出場したユベントス・プリマベーラの選手は下表のとおりです。

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出場選手一覧('15/16 イタリア杯決勝第2戦 インテル戦)
  選手名
GK 1: アウデーロ
DF 21: リロラ・コソク、19: ロマーニャ(63' 5: セヴェリン)、6: ブランコ・モレーノ、3: ザッパ(80' 17: ディ・マッシモ)
MF 7: マツェク、16: ボヴェ(80' 14: トゥレ)、22: カッサータ、8: カスタノス
FW 11: バダラ、9: ファビッリ

 グロッソ監督はカスタノス選手とトップ下に置く、4-3-1-2 でインテルとの大一番を迎えます。対するインテルはマナイ選手を CF に入れた 4-3-3 を起用し、ユベントスを迎え撃ちます。

 

 試合は良い意味で開き直りを見せたユベントス・プリマベーラが押し込む形でスタートします。しかし、インテルも堅い守備を見せ、効果的な攻撃を許しません。

 それでも、ユベントスが34分に先制点をあげることに成功します。

 中盤でカスタノス選手がボヴェ選手に出したパスがマツェク選手を経由してペナルティアークにまで走り込んだカスタノス選手の足元に入ります。カスタノス選手は利き足とは逆の右足でゴール右下に蹴り込み、ユベントスが2戦合計でも同点に追いつくことに成功し、前半を終えます。

 2戦合計での勝ち越しゴールを奪いたいユベントスにはマツェク選手に、この試合を振り出しに戻したいインテルにはマナイ選手に惜しいシーンが訪れますが、両チームとも均衡を打ち破ることができません。

 その中で76分についに試合が動きます。

 ロングボールに反応したマナイ選手がエリア内に侵入し、切り返しでセヴェリン選手をかわし、さらに GK のアウデーロ選手も釣り出してから豪快にネットに叩き込み、同点に追いつくことに成功します。

 リードを許したユベントスはアウェイゴール2点目を狙い、トゥレ選手とディ・マッシモ選手を投入し、捨て身の反撃に出ます。リロラ・コソク選手のシュートやディ・マッシモ選手の FK でゴールに迫りますが、得点を決めるまでには至りません。

 インテルは88分にマナイ選手が2枚目のイエローカードで10人で戦うことを余儀なくされますが、何とか耐えきり、逆に試合終了間際の94分に GK も上げてパワープレーに出ていたユベントスの無人ゴールにゾンタ選手が流し込み 2-1 としてこの試合を終え、タイトルを手にすることに成功しました。

 

 失点したシーンがどちらも前がかりになり、DF が薄くなったところをロングボールを使った速攻で決められたという形でした。このことについては “高い代償” を支払うことになったと言えるでしょう。

 DF などの守備では相手の攻撃を遅らせるなど1対1で負けない守り方が課題となりますし。FW や MF は余裕を持ってロングボールを蹴らせないプレスのかけ方が課題になります。

 こういった部分で成長し、ユベントスのトップチームで活躍する若手選手がこの試合を戦ったメンバーの中から多数出てくることに期待したいと思います。