『ガゼッタ・デッロ・スポルト(英語版)』によりますと、ユベントスがチェルシーに所属するブラニスラフ・イヴァノヴィッチ選手の引き抜きを検討しているとのことです。
イヴァノヴィッチ選手は2016年夏までの契約だったのですが、今年1月に契約を1年延長し、現行契約は2017年夏に満了します。
今シーズンのチェルシーは最終ラインが不安定さを露呈し、順位を大きく下げる原因となりました。イヴァノヴィッチ選手も右 SB ではスピードのあるウィンガーに置き去りにされるシーンもよく見られ、評価を下げているのが現状と言えるでしょう。
ただ、イヴァノヴィッチ選手は CB と SB でプレーが可能であることから、カセレス選手が退団することが濃厚なユベントスにとっては補強候補として名前が出ていたとしても不思議ではありません。
2シーズン前にユベントスは “もう終わった” と見られていたエヴラ選手を格安の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドから獲得し、トップクラスの SB として再生させることに成功しています。イヴァノヴィッチ選手で二匹目のドジョウを狙う可能性は存在すると思われます。
ただ、ジョン・テリー選手の引退時期が迫っているチェルシーがイヴァノヴィッチ選手の放出に応じる見込みは少ないと見ておくべきでしょう。
「ユベントスがイヴァノヴィッチをトップコンディションに戻せるなら、ユーヴェを率いていたコンテにも可能だろう」とチェルシー首脳陣が考えることが予想できるからです。
もしユベントスが CB を獲得するのであれば、年齢層を考えると25歳前後で伸びシロが見込める選手が現実的な選択肢になるのではないかと思われます。