ヴィアレッジョ・カップの関係で中断していたリーグ戦が再開したプリマベーラ第23節ノヴァーラ戦はバダラ選手のゴールを守りきったユベントス・プリマベーラがリーグ戦3試合ぶりの勝利を手にしました。
試合に出場した選手一覧は以下のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: アウデーロ |
DF | 2: ヴォリャッコ、6: パロディ、3: コッコロ |
MF | 7: エレウテーリ(73' 18: カスタノス)、4: ディディバ、5: トゥレ、11: ベルウアット |
FW | 8: バダラ(73' 19: ファビッリ)、9: モイーズ・ケン、 10: ディ・マッシモ(57' 16: ボヴェ) |
タイトなスケジュールの中で行われたヴィアレッジョ・カップ直後の試合ということもあり、グロッソ監督は3バックで試合に入ります。
注目は CF に入った16歳モイゼス・ケン(Moises Kean)選手がプリマベーラの試合で存在感を発揮することができるかという点です。これは選手代理人であるライオラ氏がイタリア国外のよりレベルの高い国でスキルを磨いて欲しいという希望を持っているからです。
試合は9位につけるノヴァーラをホームに迎えた首位ユベントスが押し込む展開で始まります。
15分、ディ・マッシモ選手が右サイドから入れたグラウンダーのクロスをベルウアット選手が左足でダイレクトシュートを放つも、DF が弾き出します。25分にはクロスからモイゼス・ケン選手が、30分には CK からディディバ選手が狙うも、ゴールは生まれません。
それでもユベントスは33分にディ・マッシモ選手がエレウテーリ選手との縦のワンツーでエリア内に侵入した所で倒され、PK を獲得します。これをバダラ選手がゴール左下に蹴り込み、ユベントスが均衡を破り、前半を1点リードで折り返します。
#JuveNovara termina 1-0! Ecco il gol di Vadalà, realizzato su rigore! @Primavera_IT pic.twitter.com/91R2AIbYT1
— Sportitalia (@tvdellosport) 2016年4月2日
後半もユベントスがノヴァーラを攻め立てる展開が続きます。48分にはディ・マッシモ選手からのスルーパスに反応したモイゼス・ケン選手がシュートを放つも、シュートは GK がブロックし、CK に逃れます。
63分にはエレウテーリ選手からのパスを受け、右に開いたモイゼス・ケン選手が中央にクロスを入れるもディディバ選手のシュートは GK にセーブされ、追加点を決めることができません。対するノヴァーラは87分に左サイドから入れたクロスをヘディングで狙うも、シュートはわずかに枠の外。
それでもユベントスはバダラ選手のゴールを最後まで守りきることに成功し、リーグ戦3試合ぶりの白星を手にしています。
ちなみに注目のモイゼス・ケン選手ですが、89分のアフターチャージによって一発退場。やや厳しい判定とも言えますが、ほろ苦いプリマベーラ・デビューとなってしまいました。
ファビオ・グロッソ監督:
「いくつかのミスはありましたが、全体としては良かったです。私達はすばらしいシーズンを経験しており、エネルギーはまだ残されています。
大きなスタジアムでのナイトマッチでフィジカルの質と個人のスキルを持ったチームが私達を待っています。私達は舞い上がらず試合に向き合わなければなりません」
アンドレア・ファビッリ選手:
「集中力を保つことは簡単ではありませんでした。試合に向けた準備は1日しかなかったですし、良い面を出せました。これからは心身ともにプリマベーラ・コッパ・イタリアに向けた準備をしなければなりません」
プリマベーラの次戦は4月7日(木)にユベントス・スタジアムで行われるインテルとのプリマベーラ・コッパ・イタリア決勝の第1節です。
第2節はインテルのホームで行われる予定となっている訳ですから、第1節でリードを得ることができるかが鍵になる一戦と言えるでしょう。