スタディオ・レナート・ダッラーラでの試合を 0-0 で終えたユベントスの監督/選手たちによる試合後コメントを紹介します。
現在、セリエAで5位以内につけるチームでレナート・ダッラーラから勝点3を持ち帰れたのはインテルだけ。ただし、これはデリオ・ロッシ体制時(成績:2勝8敗)のことです。
ドナドーニ体制(現在:8勝4分4敗)になってから、ナポリは勝点を取れず、フィオレンティーナとユベントスは引き分けに終わりました。そして、新生ボローニャはアウェイでミランに勝ち、ローマに引き分けるなど上位陣が勝点を取りこぼす “厄介なチーム” に生まれ変わっています。
そのこともあり、ユベントス側からのコメントには「失敗した」という印象の少ない内容となっています。ボローニャ戦を良い教訓にすることができれば、良いと考えるファンは少なくはないと言えるでしょう。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「私達は今夜すばらしい試合の入り方をしたと思います。ですが、ボローニャは私達のパフォーマンスを制限するために数多くの信頼性を示しました。
勝利できなかったことは残念です。私達は15連勝してきたのですが、ボローニャは今セリエAで最も良いプレーをするチームの1つです。サッカーで全試合に勝利することは不可能なことです。
もっと幅をとってプレーすべきでしたし、何らかの方法でデッドロック状態を打ち破らなければならない試合の1つでした。
その一方で私達はクリーンシートを達成しました。これも重要なことです。ザザとモラタはともに上手くプレーしましたが、プレーするだけのスペースを与えられませんでした。
ーー ナポリが勝利すれば、首位が入れ替わります
選手たちは3ヶ月に渡りハードワークを続けてきました。思わぬことが起きることだってあります。(スクデットの行方は)まだ何も決まっていませんよ。
私が月曜日にミランの応援をすることは明らかですね。ですが、何だって起こりえるのです。最後の最後までユーヴェはスクデットを争い続けていると私は確信していますよ。
ーー バイエルン戦に向けての用意は?
マンジュキッチは良いですよ。ケディラは戻ってきます。私達はキエッリーニとアレックス・サンドロが早期に復帰してくれるも願っています。
私達は腹をくくり、集中し、そして実現する必要があります。180分を超えるサッカーをプレーすることになるのですから」
レオナルド・ボヌッチ選手:
「私達は先週スクデットを勝ち取った訳でもなく、今週それを失った訳ではないのです。
目の前には長い道のりがあり、私達は戦い続ける必要があります。誰もが 100% になる必要がありますし、そうすれば私達はそこにたどり着くことができるでしょう。
ボローニャがすばらしい一面を持っていることは分かっていましたし、おそらく私達はラストパスでいくつかのミスを犯してしまいました。これからは張りつめた重要なレースとなるでしょう。どの1ポイントに対しても戦う必要があります。
ーー バイエルン戦に気を取られていましたか?
スクデットの価値がかかった試合をプレーしている時に、その次の試合のことを考えることはありません。
バイエルン戦はすばらしいチャレンジとなるでしょう。第1戦はユベントス・スタジアムで行われるのですから、私達は正しい集中力を持って迎える必要があります」
アルバロ・モラタ選手:
「今日の試合はハッピーだったとは言えません。ドローでは満足できないのです。
その一方で、私達が全勝することはできないですし、ボローニャは私達にとって難しい相手でした。数多くのビッグクラブがここで3ポイントを獲得できなかったことを忘れてはなりません。
ーー 得点できないことへのプレッシャーは?
いいえ、ユベントスにいるのですからプレッシャーを感じるべきではないでしょう。
ーー マンジュキッチが間に合えば、ベンチスタートもあり得るが
試合は非常に難しいタイプのものになるでしょうが、私達の目的は勝利です。その試合に対する考えは今夜のパフォーマンスに影響を与えてはいません。
私達はプロフェッショナルですし、考え方など物事に対するバランスの取り方は知っていますから」