ユベントスは公式サイト上で第25節ナポリ戦に向けた招集メンバー22名を発表しました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ブッフォン、25: ネト、34: ルビーニョ |
DF | 12: アレックス・サンドロ、15: バルザーリ、19: ボヌッチ、24: ルガーニ、26: リヒトシュタイナー、33: エヴラ、46: ロマーニャ |
MF | 6: ケディラ、8: マルキージオ、10: ポグバ、11: エルナネス、16: クアドラード、20: パドイン、27: ストゥラーロ、37: ペレイラ |
FW | 7: ザザ、9: モラタ、21: ディバラ、39: ファビッリ |
怪我で離脱中のキエッリーニ、カセレス、マンジュキッチ、アサモアの4選手は招集外となった一方、ケディラ選手とエヴラ選手はナポリとの大一番に間に合いました。
しかし、ケディラ選手の場合はコンディションがどの程度であるかを見極める必要があり、先発起用された場合は途中交代になることが予想されます。
興味深い点としては、この大一番にプリマベーラでキャプテンを務める CB のフィリッポ・ロマーニャ選手が招集されたことです。
このタイミングで招集したことは、本職の CB 3選手(バルザーリ、ボヌッチ、ルガーニ)をピッチに送り出す意図をアッレグリ監督が持っていると見ることもできるからです。
この試合の先発予想は次のとおりです。
【先発予想:3-5-2】
GK: ブッフォン
DF: リヒトシュタイナー(ルガーニ)、ボヌッチ、バルザーリ
WB: クアドラード、アレックス・サンドロ(エヴラ)
MF: ケディラ(ストゥラーロ)、マルキージオ、ポグバ
FW: ディバラ、モラタ
実際には状況に応じて、 3-5-2、 4-4-2、4-3-3 の形を使い分ける形になると思われます。
基本形は 3-5-2 と言えるでしょう。4バックに切り替える際はリヒトシュタイナー選手が右 SB にスライドし、左 WB の選手が左 SB が基本とする位置にまで下がります。
クアドラード選手が MF の位置でプレーする際はポグバ選手が左アウトサイドにまで開き、フラットな形の 4-4-2 となります。また、最前線まで上がれば、中盤3枚の形をキープすることで 4-3-3 にも変化させることが可能です。
試合中の状況に応じてシステムを変更することが十分に考えられるため、「的確な状況判断がチームとしてできるか」が鍵になると思われます。つまり、ユベントスにとってはチームの戦術理解度が高いほど、勝利に近づくことになるでしょう。
ナポリにとっては 1-0 での敗戦は後々への影響が最も大きいため、どのように1点をもぎ取るかに焦点を絞って来ると言えます。
激しいプレスからの素早いカウンターを軸にした攻撃がナポリの持ち味です。おそらく、カウンターがファールで止められることを念頭に(インシーニェ選手のようなキッカーを要していることを考慮すると)セットプレーのオプションを入念に準備して来ることでしょう。
ユベントスは自陣エリア付近で不用意なファールをすることに注意が必要になります。オルサート主審のジャッジ癖を考えると、接触プレー1つ1つが非常にナーバスな試合展開になると思われます。