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イタリア人ジャーナリスト、審判協会の逆鱗に触れる

 セリエAの大一番を巡り、早くもキナ臭さが出ているユベントス対ナポリ戦ですが、試合を担当する審判についてイタリア人ジャーナリストのコメントが物議を醸しています。

画像:渦中のジャーナリスト、パオロ・リグオーリ氏
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 この試合は当初、ニコラ・リッツォーリ氏が主審として本命視されていたのですが、怪我によりダニエレ・オルサート氏が務めることになりました。

 これに対し、『TGcom 24』でマネージャーを務めるパオロ・リグオーリ(Paolo Liguori)氏が『Rai - Italia 1』の番組:Tiki Taka で次のような発言をしたものですから、騒動が勃発しました。


 「リッツォーリは最高の審判か?ええ、ですがユベントス・スタジアムで行われるこの試合では違います。

 私が証拠を持っている訳でありません。しかし、統計的に彼は数は少ないですが、いくつかのミスを犯します。そして彼がミスをする時はいつも特定の方を向いているのです」


 その後、リグオーリ氏は『ラジオ・キスキス』で「クレイジーと言いたければ、言うがいい」「トリノではユベントスに有利な笛が吹かれる」「98年のロナウドとユリアーノの件を忘れたのか」「審判協会は私が間違っていることを証明するためオルサートに決めた」などと言いたい放題でした。

 

 リグオーリ氏の発言にイタリア審判協会とリッツォーリ主審は法的措置を辞さない構えであり、場外戦が行われることになるでしょう。

 カルチョの国ですから、サッカー・ジャーナリストの水準も高いと思ったのですが、期待外れでした。リグオーリ氏はイタリア南部の住人をヨイショするだけが精一杯のようです。

 

 ローマ出身のリグオーリ氏が南部のクラブ(ローマやナポリ)に肩入れすることは良くあることでしょう。彼が求めるレフリングは 2009/10 シーズンの第30節ナポリ対ユベントス戦の内容と思われます。

 ナポリファンからすれば「それのどこが問題?」というものですが、彼ら以外の基準でみれば、“これぞイタリア、これぞセリエA” という悪徳レフリーのジャッジでした。

 この時の主審が誰かを忘れたとはリグオーリ氏は口が裂けても言えないはずです。(この試合はニコラ・リッツォーリ氏が担当)

 ですが、現在のリッツォーリ主審はとてもそのような笛を吹いてくれる可能性はありません。ところが、リグオーリ氏の期待に沿ったジャッジをしてくれる可能性の高い審判がセリエAにはいます。

 

 何を隠そう、それはダニエレ・オルサート主審です。

 9節でローマ寄りの笛を吹いてフィオレンティーナファンを激怒させ、14節でカジェホン選手のダイブを見抜けず長友選手(インテル)を退場させて大きな物議を呼んだレフリーです。

 ホーム/アウェイに関係なく “南のチーム” に寄り添った判定を下してくれるのですから、南のチームに肩入れする “ジャーナリスト” が絶賛することは当然と言えるでしょう。

 

 「オルサートは最高の審判か?ええ、しかし南のチームを担当した場合は違います。統計的に彼(オルサート)は数は少ないですが、いくつかのミスを犯します。そして彼がミスをする時はいつも特定(南のチーム)の方を向いているのです」

 上記のような形でブーメランになることは目に見えています。むしろ、リグオーリ氏が余計なコメントを述べたことで、ナポリに対する審判の判定は厳しくなるでしょう。

 陰謀論を展開して良いのなら、ナポリやローマに有利な笛を今季吹き続けていたレフリーがナポリ戦4試合目ということの方が明らかに異常です。このことに疑問を呈することができないのであれば、ジャーナリストとして如何なものか言われるのではないでしょうか。

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