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ユベントスが欧州で躍進するには怪我人を減らすことが不可欠だ

 セリエAではナポリとユベントスの2強対決の様相が色濃くなって来ていますが、両チームには負傷者という点で大きな違いあることを『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じています。

画像:ガゼッタ(英語版)が2月6日に報じた怪我人の数
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 ユベントスは症例数は2月初旬で30を超え、リーグワーストの記録になっています。選手の欠場数でもリーグワーストの8割程度の数値が出ています。

 一方のナポリは群を抜いて数値が低いことが目を引きます。症例は4件ですし、離脱も9試合だけと常にベストメンバーが組むことが可能になっている状況です。

 セリエAだけ見れば、ユベントスの資金力があれば、怪我人が続出してもタイトル争いは可能でしょう。しかし、チャンピオンズリーグで上位進出やタイトルを本気で狙うのなら、怪我人を抱えることが致命傷になってしまうリスクが高まります。

 中長期的なスパンで若手選手の発掘に余念のないユベントスですが、同様に怪我人の発生原因を突き止め、改善策を本格的に導入する必要があると言えるでしょう。

 

 その1つとして「食事面での見直し」がエピソードとして紹介されていますが、この効果は限定的だと思われます。

 雑誌『Number』のコラムで紹介されているように、プロビンチャのキエーボやカルピも “食のノウハウ” を持っており、実践していることが紹介されています。プロフェッショナルとして不摂生は問題外ですが、過剰な食事メニューはストレスを溜め込む要因にもなる諸刃の剣です。

 したがって、食事はフィジカルコンディションを整えるためのツールの1つぐらいに考えておくべきでしょう。

 

 試合で求められるプレーに対して、適切なトレーニングが行われているか。トレーニングで披露した身体を回復させるために適切な食事メニューが飽きの来ない形で提供されているかがポイントです。

 例えば、スペースを狙うスピード系の FW であれば、フルスプリントを行える瞬発力に特化したメニューが不可欠です。両サイドの WB であれば、上下動が要求されるため 80 〜 90% でのインターバル能力を重視すべきです。また、アンカーでのプレーには相手からのプレスを受けない位置に動き続けられるスタミナが求められるでしょう。

 土台となる基礎体力の部分は選手全員にとって必要であり、同じトレーニングで行えると思われます。ですが、選手のタイプや求められるプレーによって、個別メニューを作り上げる必要があります。

 ユベントスの倍以上の資金力を持つクラブとの対戦が避けられないチャンピオンズリーグで勝ち続けるためには負傷者を減らすための工夫をし続けることが求められていると思われます。