冬の移籍市場が近づいて来たこともあり、クラブで出場機会に恵まれていない選手を中心に移籍の噂が流れ始めています。11月第1週に報じられたユベントスに関係する移籍報道には次のようなものがありました。
1:ナポリとビオラがルガーニに興味
ユベントスに加入するも、ほとんど起用されていないルガーニ選手に対して、ナポリとフィオレンティーナが興味を持っていると『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じています。
ナポリはサッリ監督の教え子ということもあり、熱心にルガーニ選手を誘っています。対するフィオレンティーナは今夏にミランのメクセス選手を狙っていた経緯から CB を探しているという事情があります。
両チームとも、1月に半年レンタルでの獲得を考えていると報じられており、起用方法に変化がなければ移籍が急速に現実味を帯びることになると思われます。
2:冬の移籍市場、本命はラベッシ?
来年夏に契約満了を迎える PSG のエセキエル・ラベッシ選手に対して、ユベントスが1月の移籍市場で獲得を狙っていると報じられています。
ラベッシ選手はナポリやパリで活躍したウィンガーです。昨シーズンに移籍希望を公言したこととディ・マリア選手が加入したことで、先発起用の機会が減少しています。来年夏にはフリーとなることから、1月にユベントスが獲得に乗り出すのではと報じられています。
30歳の年齢とチャンピオンズリーグに出場してしまっていることが獲得にどう影響するかでしょう。エルナネス選手で失敗しているだけに、噂で終わる内容ではないかと思われます。
3:サポナーラ獲得を真剣に検討?
中盤ならトップ下を含めてどこでもプレーできるエンポリのサポナーラ選手について、コルシ会長が「ユベントスはサポナーラを買えないと言ったが、あれはジョークだ」とラジオでコメントしたことが『トゥット・スポルト』が後追いしています。
ユベントスのフロント陣とは話し合いの場を持っていないとのことですが、1月になれば交渉することになるだろうと述べています。
サポナーラ選手は23歳のイタリア人。2013年1月にミランが保有権を獲得した期待の若手選手ですが、ミランでは評価を確立することはできませんでした。ですが、再びエンポリでプレーすることになってからは評判通りの活躍を見せ、再評価されています。エルナネス選手と入れ替えができれば、ユベントスとして良い取引となるでしょう。
4:ネトを放出し、マルケッティを補強へ
第2GKとしてユベントスに加入したネト選手ですが、より多くの出場機会を求めて移籍するのではないかと見られています。その際、来年夏に契約満了を迎えるラツィオのマルケッティ選手を狙っていると『トゥット・スポルト』が報じています。
ブッフォン選手が見せているパフォーマンスを見ると、GK の序列が変わる内容ではありません。おそらく、ブッフォン選手は引退するまで No.1 でいることでしょう。ネト選手が出場機会を求めれば、退団へとなることは自然な流れだと思われます。
マルケッティ選手は32歳。ブッフォン選手の後継者が独り立ちするまでの GK としては年齢的にも、実績的にも申し分のない選手だと言えるでしょう。ユベントスもフリーでネト選手を獲得しているだけに、移籍金を支払うチームが現れれば、前向きに検討するはずです。来季の第2GKを誰が務めることになるかも注目点だと言えるでしょう。